アシストと日本HP、品質や性能管理、サービス管理ソフト分野で協業
アシスト(ビル・トッテン社長)と日本ヒューレット・パッカード(日本HP、小田晋吾社長)は3月12日、旧マーキュリー・インタラクティブ・ジャパンと日本HPの企業統合によってブランド再編された「HP Software」の中から、アプリケーション品質・性能管理とサービス管理ソフト分野において協業し、共同で旧マーキュリー製品の拡販、サポートを推進していくと発表した。
旧マーキュリーのソフトウェア製品は分散型自動ソフトウェア品質ツールで高いシェアを持ち、アシストは、過去10年にわたり旧マーキュリー製品を日本で販売してきた。今後アシストは、「HP Software」の中核を構成する統合品質保証ソリューション「HP Quality Center」、統合性能検証ソリューション「HP Performance Center」などの旧マーキュリー製品を、日本HPとの協力関係のもと、これまでに蓄積してきた技術的ノウハウや顧客支援の経験を生かして引き続き販売、サポートする。
また、新たにITサービスマネジメント分野の製品として、システムの運用プロセスを可視化、体系化、自動化することで運用業務を効率化する「HP Service Desk software」を同日に発売した。「HP Service Desk software」は、ITサービスマネジメントの業務プロセスと手法を標準化したITIL(IT Infrastructure Library)に基づいて設計され、ITILベースでの運用管理プロセスを実践する上で必要な管理項目があらかじめデータベース・スキーマとして定義されているため、容易にITILフレームワークに応じた運用プロセスを容易に確立することができる。
一方、日本HPは、アシストの販売活動、技術サポート、研修を、サービスとサポートの両面で全面的に支援する。なお、アシストでは、旧マーキュリー製品と「HP Service Desk」の07年度の売上げとして15億円を見込んでいる。
アシスト=http://www.ashisuto.co.jp/
日本ヒューレット・パッカード=http://www.hp.com/jp/
提供:BCN