サイバードの新設データセンターにデルのLinuxブレードサーバ200台導入

デルコンピュータ(代表取締役社長:浜田 宏)は9月30日、 サイバード (代表取締役社長:堀主知ロバート)が沖縄に新設した 「沖縄統合モバイル・オペレーション・センター」で、 デルのブレードサーバ「PowerEdge 1655MC」を約200台導入したことを 発表した。



サイバードは、モバイルコンテンツとソリューションの提供で急成長を 続けている有力企業。2003年3月には、コンテンツのインフラ構築にかかる コスト削減と機能の統合を目的として、沖縄にコールセンターを併設した データセンター「沖縄統合モバイル・オペレーション・センター」を 設立していたが、今回のデルによる発表はこの沖縄のデータセンターに Red Hat Linux 7.3がインストールされたPowerEdge 1655MCが200台 あまり導入されたというもの。サイバードでは、データセンター移転の 成功のために、2002年11月の「PowerEdge 1655MC」の出荷開始以前より 同製品の検証作業を行い、出荷開始と同時にシステム構築を開始したという。 また、サイバードによると、今回デルの発表による200台以外にも、 その他のサーバを含めると数倍の台数のLinuxサーバが導入されているという。

サイバードでは、Red Hat Linuxの採用理由を、 サポートされているハードウェアや技術情報が多い、 採用実績が多い、開発環境/ライブラリをRed Hatのパッケージ/モジュールに 合わせて整備しているためとしている。

「PowerEdge 1655MC」は、3Uのエンクロージャに6台のサーバモジュールを 格納し、最大12基のCPUを搭載することが可能。最大6台のサーバが 電源やI/Oなどのインフラを共有することで、価格だけでなく、 電源供給、システム冷却などのシステム保有にかかるコストの削減に 貢献するという。サーバモジュールには、デュアルプロセッサに 対応したIntel Pentium III、最大2GBのメモリ、RAIDにも対応。