NTT-AT、組み込みLinux用の無線LANソフトウェア開発キットを販売
NTTアドバンステクノロジ(NTT-AT)は9月3日、
エンパケット(代表取締役社長:樋口 隆英)が開発した
無線LANを利用した機器の開発に幅広く適用できる
組み込みLinux用「無線LANソフトウェア開発キット」の販売を
開始したことを発表した。
今回発表された無線LANフトウェア開発キットは、Linux上で無線LAN アクセスポイント機能を実現するデバイスドライバを中心に IEEE802.1x認証プロトコルスタック等のソフトウェアで構成される ソフトウェア開発キット。対応チップセットは、 Intersil Prism2.5/3.0(IEEE802.11b)で Atheros AR5001XおよびAR5002(IEEE802.11a/b/g)については近日対応予定。 IEEE802.1x認証機能対応、通信状態(電波強度等)の監視、 STA間通信抑制機能、出荷検査用機能、通信サービスや業務用途などに 対応の各種付加機能を実装している。また、Linux上で稼働するため Linuxの豊富なソフトウェア資産と充実したネットワーク機能を生かした システム構築が可能という特徴を持つ。
NTT-ATでは、本開発キットは、WEP以外の暗号化方式や独自プロトコルの 組み込みなどにも対応可能で、無線LAN応用の情報家電の開発から 研究開発等にも幅広く使用できるとしている。キットはソースコードと ドキュメントで構成され、標準的なドライバについては即納可能。