新登場のGovernment Forge
Linuxjournal.comのこの記事によれば、Government Forgeの生みの親は、Washington州運輸省に勤務するRichard Briceという人物だ。Government Forgeのサイトは、同様のサイトで、学校の情報を扱っているSchoolforgeを参考に作られている。
LinuxJournal.comの記事を書いたTom Adelsteinは、政府機関どうしの連携をサポートするサイトを作りたいというBriceのアイデアを実現するのに協力したオープンソース信者の1人だ。Government Forgeの綱領はたった1文、「Government Forgeは、州政府や地方政府の情報システムに携わる人々と部署に、オープンソースのソフトウェアテクノロジを広めるためのサイトである」というものだ。
このサイトでは、すでに新しいプロジェクトが生まれている。SourceForge.netでホスティングされている、leopard(「LAMP eGovernment OpenSource Project Augmented Relational Database」の略)だ。leopardは、フリーでオープンソースの「情報公開のサイトをすばやく開設するWebベースのシステム」を提供する。
Government ForgeにはWebサイトのほかに、2つのメーリングリストがあり、登録すれば、政府機関向けのオープンソース・ソリューションに関する話題に参加することができる。
Tom Adelsteinはダラスを拠点とするLinuxコンサルタントであり、オープンソース活動家である。昨年は多くの時間を割き、テキサス州の上院法案1579の可決に向けてJohn Carona上院議員とともに尽力した。法案は委員会で否決されたものの、オープンソース・ソフトウェアの利用を通じた州政府のコスト削減というテーマを、テキサス州の議員たちに意識させることに成功した。
Joe Barr――IT分野のライターとして10年(Linuxについては5年)の経験を持つ。IBM Personal Systems Journal、LinuxGazette、LinuxWorld、Newsforge、phrack、SecurityFocus、VARLinux.orgなどに掲載記事多数。Linux Liberation Armyの公式ニューズレター、The Dweebspeak Primerの生みの親でもある。