ニイウス、自社システムのLinux移行を本格的に開始
ニイウス(末貞郁夫社長)は8月7日、自社システムへのLinux導入について
各ソフトウェアの検証、選定を終え、今月中旬から本格的に自社システムの
Linuxへの移行作業を開始すると発表した。
同社では、自社システムのLinux化によって、従来のWindowsベースのシステ ム環境と比較して、大幅なコスト削減を見込むとともに、メールやグループウ ェアを含むオフィスシステム環境の安定化を図る。
8月中にスタッフ部門を中心に150台のLinuxデスクトップPCを配布するのを 皮切りに順次拡大し、04年6月までに社内システム、SE携帯用ノートPC、計700 台の移行を完了する予定。
新オフィスシステムの主なソフトウェア構成としては、OSに「TurboLinux W orkstation」(ターボリナックス)を、オフィスソフトウェアとして「StarSuite」(サン・マイクロシステムズ)、グループウェアには「GlobalFamily」 (パナソニックソリューションテクノロジー)を採用した。
また同社は、今後自社オフィスシステムのLinux化で採用したソフトウェア、 ハードウェアなどを、ソリューションとして顧客に提供していく方針。今回得 られたノウハウをSEサービスとして提供することで、Windows環境からLinux 環境への移行を円滑化し、促進する。
とくに、グループウェア「GlobalFamily」の販売に関しては、パナソニック ソリューションテクノロジーと提携し、Webベースのグループウェアソリュー ションとして提供していく予定。
ニイウス=http://www.niws.co.jp/
パナソニックソリューションテクノロジー=http://panasonic.co.jp/pss/pstc/