コンシューマエレクトロニクス機器企業8社が「CE Linuxフォーラム」設立
松下電器産業、ソニー、日立製作所、NEC、ロイヤルフィリップスエレクト
ロニクス、サムスン電子、シャープ、東芝のCE機器企業8社は7月1日、オーデ
ィオ・ビジュアル製品や携帯電話などのCE機器向けに、Linux強化に向けた機
能検討とその普及促進を行う「CE Linuxフォーラム(CELF)」を設立したと発
表した。
「CELF」では、CE機器に利用する際に必要とされる、さまざまな要求項目を 定め、それに対応したLinuxの強化を進めることでデジタル家電向けOSとして の利用促進を目指す。
具体的には、CE機器向けOSとして求められる要求項目として、(1)起動時間 ・終了までの時間の短縮、(2)応答時間などのリアルタイム性の向上、(3)必要 とされるメモリ容量の削減、(4)低消費電力化――などについて高度化を図る。
また、「CE機器向けLinuxに要求される様々な仕様・項目の定義付け」、「 オープンソースプロジェクトやコミュニティとの連携、コンセンサス作り」お よび「業界に向けたCE機器向けLinuxの普及促進活動」を行っていく。
なお、フォーラムへの入会や登録メンバー、フォーラムでの成果などは、順 次、CELFのホームページに掲載する予定で、近い将来、IBMも「CELF」に参画 する予定となっている。
「CE Linuxフォーラム」=http://www.celinuxforum.org/