Novell版Forgeサイトの登場

ネットワークソフトウェア・ベンダ、Novellは市場獲得と開発者の囲い込みを目的として Novell Forge なるWebサイトを開設した。この動きは今週、同社の年次テクニカルカンファレンス BrainShare 2003アナウンス されたものだ。

Novell Forgeだって? どこかで聞いたことのあるような…

その名前はさておき、既に同サイトでは136件のプロジェクトが進行中だ。その中から Nsure UDDI(Universal Description, Discovery and Integration)Serverのように、BSDライセンスの下、ソースコード付きでリリースされるものも出始めている(BSDライセンスでは他のベンダがそのコードを商用目的のパッケージに使用することが許可されている)。

UDDI では、XML記述によるWebサービスのレジストリ、そのレジストリ情報へのアクセスプロトコル、プロトコルをプログラムから使うためのAPIセットが仕様化されている。

去年11月にリリースされたばかりのNsureは、UDDIの中でも新顔の部類に入るだろう。UDDI仕様に準拠している一方で、認証用のセキュリティレイヤが追加されている。Nsureのリポジトリとして使われているのは、NovellのeDirectory(旧称、NetWare Directory Services)だ。

Nsureのソースを公開したのはいかにもNovellらしい。過去、オープンソース・プロジェクトに貢献してきた同社は、そのフラッグシップ製品の次期バージョン、NetWare 6.5についてもApacheやMySQLなどのオープンソース・アプリケーションを同梱する予定だ。

今回のアナウンスメントは、オープンソース・コミュニティではさほど大きな出来事としてとらえられているわけではない。しかし、商用ソフトウェア・ベンダの間にも、オープンソースの開発が自社製品の競争力アップにつながるという認識が現れ始めていることは確かだろう。

BrainShare 2003のようすについては、会期終了後、詳細にリポートすることにしたい。