大金を手に入れよう!「Linuxの経験」を売る
現在、Open-Pcの収入の大半は、DellやHP、Gateway、IBMが十分に対応できていない分野から得られている。つまり、Linuxがプレインストールされたデスクトップおよびラップトップコンピュータを売ることである。しかし、顧客は必ずしも根っからのLinuxマニアばかりではない。
Morgan氏は、「当社の顧客の多くは教育者や執筆者、専門家だが、これは必ずしも技術分野に所属する人々ではない」と述べている。
彼によると、最も売れているラップトップは最高級モデルである。つまり、Linuxユーザ(この記事の執筆者は除く)が求めているのは「安い」ということだけで、それ以外はどうでもいい、という考え方が明らかに間違いであることを証明している。
Morgan氏は、「当社の製品を購入する人々は、たいていはWebサイトを見た後に電話をかけてきて、“Linuxを売ってるんだね!”と言う。彼らはラップトップについて質問し、私たちがそれに答える。彼らはRed HatやMandrake、SuSEの違いについて尋ね、私は一般的な比較を述べ、こう付け加える:“Red Hat 8.0は当社であらかじめインストールできます。SuSEのDVDも配布できるので、それもご自分でお試しいだけます。”」
「我々が狙っているのは本当のカスタマイズ市場だ。顧客が電話をしてきて“こういうものがほしい”と言ったら、私たちがそれを用意する。」
Linuxデスクトップの販売に全精力を傾ける
Morgan氏はこう言う。「私の個人的な希望は、人々がフロントエンドでLinuxを使うのを見ることだ。サーバもいいし、プリントサーバやファイルサーバもいいだろう。私たちはサーバを売り、それにLinuxをインストールする。しかし、私が本当に情熱を注いでいるのはデスクトップ、つまり本当に人々が触れて使用するワークステーションやラップトップだ。競争が起こっているのはまさにこの分野だ。」
Open-Pcとボストン大学の企業教育センターの間の、Linuxトレーニングおよび認定コースを提供するための戦略的協定について、Morgan氏は生き生きと話す。これはごく新しい試みなので、この記事を執筆している時点ではまだセンターのWebサイトには掲載されていない。しかし、これまでのところ、彼の名前を広めた最大の功績は、マサチューセッツ州税務局の3,500人の労働者/ユーザをWindows 95からLinuxに移行させるのを手伝ったことにある。Morgan氏によると、この移行は税務局のテクニカルサポートの主任管理者であるScott Akersの万全なる協力の下で行われた。
「彼らがLinuxに着目したのには2つの理由がある。1つはお金。Linuxの方が安かったことだ。もう1つは、将来的に1つのベンダに縛られたくなかったことだ。」
現在、彼らは5台のデスクトップを試験的に運用している。このテストが成功すれば──Morgan氏は難なく成功するだろうと自信を示している──、約1年にわたり、税務局全体でLinuxへの変換とトレーニングが行われる予定である。
税務局のLinuxへの移行を手伝ったことで注目を集め、Morgan氏はいくつかのセミナーを開催する機会を得た。このセミナーで、Morgan氏は彼が必然的な顧客層と考えている人々(Linuxへの移行の手助けを必要とする中小企業のマネージャ)とのつながりをさらに増やしたいと考えている。
彼はこう述べている。「Red Hatは基本的にはFortune 500企業を対象としたUNIXへの移行に焦点を当てている。それでは、30〜40人のユーザを抱え、Linuxに変換しようとしている企業を助けることができるのは誰だろう?」
マサチューセッツ州内では、Morgan氏は明らかに「Open-Pc」という答えを期待している。
Morgan氏が言うには、彼の方針は、ほとんどのITコンサルタントが辿るものとは少し異なっている。彼は、顧客となり得る人々と初めて話すときから引き際方針を計画し始める、ということを強調している。
「私たちは侵略者ではない。私たちは企業に出向き、セットアップし、ユーザにほんの少しのトレーニングを行い、そして立ち去る。」
「私たちは、人々をコンサルティング競争に追い込むつもりはない。」
「Linuxに移行することの目的は、コストを引き下げ、生産性を上げることだ。コンサルタントがいつまでも居座ったら、顧客のコストを引き下げることなどできない。」