“組織間の垣根を取り払う”WikipediaライクなWebサイトが米国情報機関で人気
大変結構なことだと思う。私自身は旧弊な人間なので、不特定多数による自由参加型Wikiは単純な情報「蓄積」には役立つが、レビューや議論を交えた情報「共有」としてはあまり機能しないような気がしてならないのだが(だっていじるのめんどくさいんだもん)、逆に仕事として利用を強制されるとうまくいくのかもしれない。
しかし、こういうのを見ると、アメリカ人はなんやかんや言って流行ものを実際の仕事の中で生かすのが俊敏でうまい。先日監訳したShip It!でも触れられていることだが、ツールそのものの機能がどうたらこうたらよりも、それの業務プロセスの中での位置づけを探り、自然な形で組み込んで行くことのほうが重要である。「若い分析官の多くはIntellipediaを好んで使っている。これが彼らの仕事のやり方であり、彼らが望むやり方でもある」。現場の意向が最優先されるのですね。
そういえば、OSS iPediaとかいうのがあったような気がするが、あれはどうなったんだろう…と思って今見てみたが、まあ、地味にやってるのかな。