自然言語処理ツールキットの「Apache OpenNLP 1.8.1」が公開
自然言語処理ツールキット「Apache OpenNLP」開発チームは7月8日、最新版「Apache OpenNLP 1.8.1」を公開した。
Apache OpenNLPは機械学習をベースとした自然言語処理ツールキット。トークン化、文分割、品詞タグ付け、固有表現抽出、チャンク化、パーシング、共参照解析などの機能を備える。
Apache OpenNLP 1.8.1は、5月に公開されたバージョン1.8のポイントリリース。新たに言語検出コンポーネントを導入した。UD(Universal Dependencies)コーパスの文検出とトークン化のトレーニング、評価テストでのISO-639-3言語コードのサポートなどが加わった。
性能や安定性に関連した強化も加わった。Data Indexer Code、BratNameSampleStreamなどのリファクタリングを進めたほか、N-Gram構築ループの最適化によってCPUキャッシュ活用を改善した。このほか使用が非推奨とされていたAPIなどのコードを削除し、APIの一貫性も強化した。
ロゴも刷新され、プロジェクトのWebサイトも再設計されている。
Apache OpenNLP 1.8.1はプロジェクトのWebサイトより入手できる。利用にはJava 1.8が必要。
Apache OpenNLP
https://opennlp.apache.org/