IPA、「EC-CUBE」の旧バージョン使用サイトに「注意喚起」

 情報処理推進機構(IPA)は2009年7月27日、オープンソースのECサイト構築パッケージ「EC-CUBE」で、脆弱性のある旧バージョンを使用しているサイト運営者に対し、迅速なバージョンアップの実施を求める「注意喚起」を行った。対策済みのバージョンが公表されているにもかかわらず未適用のWebサイトがあるとの届け出が増加したことを受けた。

IPA、ぜい弱性情報DB「JVN iPedia」で情報自動収集を試行、開発者側から登録可能に

 独立行政法人情報処理推進機構(IPA)は2009年4月28日、運営しているぜい弱性対策情報データベース「JVN iPedia」で、製品開発者が発信するぜい弱性対策情報の自動収集を試行開始した。自動収集を利用することで、開発者は製品ユーザーに広く対策を促すことができるようになるという。

オープンソースのCMS「Drupal」に脆弱性、アップデート版をリリース

 オープンソースのコンテンツ管理システム(CMS)を開発するDrupal.orgは8月13日(米国時間)、クロスサイトスクリプティングなど5件の脆弱性を修正するパッチをリリースした。脆弱性のレベルは「高(Highly critical)」で、パッチ適用か最新バージョンへのアップデートを呼びかけている。

Trend Micro製ソフトの脆弱性悪用が狙い?――TCP 5168番ポートのスキャンが急増――同社は修正パッチの早期適用を呼びかけ

 米国Symantecは8月23日、Trend Micro製アンチウイルス・ソフトの脆弱性をターゲットにしていると見られるTCPポート・スキャンが急増していることを明らかにした。Symantecでは、同ソフトが稼働しているWindowsサーバが近く攻撃を受ける可能性もあるとして注意を呼びかけている。

Red HatのMark Cox氏、セキュリティについて語る

 ITプロフェッショナルは、セキュリティに関する事項やできるだけ速やかにシステムにパッチを当てる方法を検討するのに多大な時間を費やしている。しかし、脆弱性に関する情報が彼らのもとに届く過程は、ほとんど謎に包まれたままだ。その辺りの事情を明らかにするため、我々はRed Hatのセキュリティ対応チームのディレクタMark Cox氏に会い、Linuxのセキュリティ動向のほか、誰が脆弱性を発見するのか、重要度はどのように判定されるのか、セキュリティの問題を最小限に抑えるために何が行われているのかについて話を伺った。

Vista付属の「Windows Mail」に脆弱性――リモート・コード実行を許すおそれ、発見した専門家は脆弱性の実証コードを販売

 3月23日、Windows Vistaに付属する電子メール・プログラム「Windows Mail」で脆弱性が見つかった。あるセキュリティ専門家は、悪意あるコードの実行に利用されるおそれがあると指摘している。ただし、この専門家は2週間前に、脆弱性実証コードの販売サービスを宣伝していた人物だった。