SMN株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役社長:原山 直樹、以下SMN)は、同社が提供するDSP(*1)「Logicad(*2)」にて提供中の「ダイナミッククリエイティブ」において、株式会社インティメート・マージャー(本社:東京都港区、代表取締役社長:簗島 亮次、以下インティメート・マージャー)が提供する共通IDソリューション(*3)「Intimate Merger Universal Identifier(以下「IM-UID」)」を用いた広告配信が可能となる機能アップデートをリリースしました。
この機能アップデートにより、Safariブラウザ面(*4)に対し、ソニーグループで培った技術をベースとした精度の高いレコメンドエンジンを用いた動的な広告配信が可能となります。テスト配信においても、求人・旅行案件で3rd Party Cookieを用いたダイナミッククリエイティブ配信と比較した結果、高い広告効果を確認したほか、全体で配信ボリュームが約40%増加しました。
「ダイナミッククリエイティブ」とは
「ダイナミッククリエイティブ」とは、広告主のサイトに来訪したことがあるユーザーに対して、商品ページの閲覧履歴などのデータをもとに、最適な広告クリエイティブを自動的に生成し、クリックやコンバージョンを促進する配信メニューです。
[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/13903/354/13903-354-5905f624df7607769520eb98c90194cc-1070×553.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
ソニーグループで培った技術をベースにした高度な分析を可能とするアルゴリズムと高精度なレコメンドエンジンを搭載しており、ユーザーがこれまでに閲覧した商品やそれ以外の関連度が高い商品を導き出し、ユーザーごとにパーソナライズされたバナー広告を自動生成することで、高いクリック率・コンバージョン率を飛躍的に高めます。
機能アップデートの背景
SMNでは、Logicadのリターゲティング広告やオーディエンス広告、VALIS拡張に対し、「IM-UID」の導入を進め、これまで広告配信が困難であったSafariブラウザ面への広告配信を実現してきました。SafariはiOSデバイスにプリインストールされているWebブラウザで国内のモバイルブラウザシェアの半数程度を占めます。(*5)そのため、「IM-UID」を導入することで配信ボリュームが拡大し、これまでリーチしづらかったユーザーへの広告配信が可能となります。
[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/13903/354/13903-354-0ae91f5db64002920e2419e20ac909ca-1942×912.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
今回、新たに「ダイナミッククリエイティブ」へ「IM-UID」を導入したことにより、幅広いユーザーに対し、ユーザーごとにパーソナライズされたバナー広告の配信が可能となり、さらなるリーチ拡大、広告効果の向上が期待できます。
効果検証の結果
テスト配信では、3rd Party Cookieを用いたダイナミッククリエイティブ配信と「IM-UID」を用いたダイナミッククリエイティブ配信拡とで広告効果の差異を分析しました。その結果、複数のテスト配信結果において高い広告効果が確認できました。
▼テスト案件における、CPA結果の対比
[画像3: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/13903/354/13903-354-3a143238181514ac6f0c8e721871b08c-1538×1083.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
[画像4: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/13903/354/13903-354-5a06092ec3195cca09c7388334bee56b-1738×547.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
※3rd Party Cookie配信のCPAを100%とし、IM-UID配信のCPAの割合を算出
検証事例を踏まえ、機能アップデートにより、Safariブラウザ面に対する「ダイナミッククリエイティブ」配信においても、 3rd Party Cookie と遜色無い広告効果をキープした上で、リーチできるユーザーボリュームを増やし、CV数を積み増すことを確認できる結果であると捉えております。
SMNは、多様な配信手法を提供することで、広告主の広告効果の最大化に寄与するため、今後も機能アップデートを進めてまいります。
*1 DSP(Demand Side Platform)
広告主の広告配信効果を最適化するためのプラットフォーム。
*2 「Logicad」
大規模な配信ログ、オーディエンスデータを高速かつ安定的に処理することが可能なシステムインフラを備え、独自のアルゴリズムを用い、RTBにも対応した自社開発の広告配信最適化プラットフォーム。
・詳細:< https://www.logicad.com/ >
*3 共通IDソリューション
媒体社や広告主が発行・管理するユーザー情報を元に、個人を特定しない形でIDを生成する技術。暗号化されたIDのみを媒介することで、連携するプラットフォームはプライバシーに配慮したユーザーターゲティングや広告の効果測定が可能となる。
*4 Safariブラウザ面に限らず非3rd Party Cookie環境下が対象となりますが、利用者数のシェアが高いことから“Safariブラウザ面”と表記します。
*5 出典:Stat counter 国内におけるモバイルブラウザシェア(2024年10月時点)
< https://gs.statcounter.com/browser-market-share/mobile/japan >
■国産DSP「Logicad」 < https://www.logicad.com >
Logicadは、大規模な配信ログ、オーディエンスデータを高速かつ安定的に処理することが可能なシステムインフラを備え、独自のアルゴリズムを用い、RTBも対応した自社開発の広告配信最適化プラットフォームです。柔軟性のある運用が特徴であり、初期設定費用もかからないため、リスクなく出稿が可能です。
■SMN株式会社 < https://www.so-netmedia.jp/ >
2000年3月に設立。ソニーグループで培った技術力をベースに、マーケティングテクノロジー事業を展開しています。「技術力による、顧客のマーケティング課題の解決」を実現するため、ビッグデータ処理と人工知能のテクノロジーを連携し進化を続けています。現在、DSP「Logicad」、マーケティングAIプラットフォーム「VALIS-Cockpit」のほか、テレビ視聴データ活用広告配信サービス「TVBridge」を提供するなど、マーケティングに関する様々な課題解決を実現しています。
※記載されている会社名、団体名、商品名、サービス名は各社、各団体の商標または登録商標です。