Microchip、FPGAを使った衛星システムの 設計期間短縮に役立つ統合開発キットを発表

[NASDAQ: MCHP] – 衛星システムのペイロードおよびスループット要件を満たすためにFPGAを利用する開発者は、民生品シリコンではなく宇宙用認定済みデバイスを使って試作する事で、設計期間を短縮できます。Microchip Technology Inc.(日本法人: 東京都港区浜松町、代表: 櫟晴彦 以下 Microchip社)は本日、同社のインフライト宇宙機対応RT PolarFire(R) FPGAと組み合わせて使うインターフェイス付き開発キットを発表しました。本開発キットを使うと、実際にインフライト用と同じ電気的および機械的特性に基づいて設計のコンセプトを評価できます。

「弊社の新しい宇宙アプリケーション向け統合開発プラットフォームは、試作のための理想的な機能とインターフェイスを備えています」とMicrochip社FPGA部門マーケティング担当副社長のShakeel Peeraは述べています。「設計者は、最終的な軌道上または深宇宙ユニットに搭載されるのと同じパッケージとシリコンを使って、高速トランシーバを評価し、それらの制御、DSP、通信、画像処理アルゴリズムを全てテストできます。」

RT PolarFire開発キット(https://www.microchip.com/en-us/development-tool/RTPF-DEV-KIT)は各種ドータボードをサポートしており、2つのフル実装HPC(多ピン)FPGAメザニンカード コネクタ、DDR3 DIMMおよびRT Gigabit Ethernet接続、SPIフラッシュメモリ、SMA (SubMiniature Version A)コネクタを実装しています。さらに放射線データと、RT PolarFire FPGAをプログラミングするためのLibero(R)ソフトウェア ツールスイートも提供します。

Microchip社のRT PolarFire FPGAは、SRAM FPGAと比較して、消費電力が最大50%少なく、放射線に起因するコンフィグレーションSEU (Single Event Upset)に対してより高い耐性を備え、しかもミッション クリティカルなコンピューティングおよびコネクティビティ スループットを向上させます。本デバイスを使うと、衛星の信号処理の輻輳の低減といったインフライトにおける困難な課題を解決できます。Microchip社はRT PolarFire FPGAのMIL-STD-883 Class B認定を既に取得しており、Class QおよびClass V認定の取得も進めています。

Microchip社は、パッケージピン数と速度グレードが異なる、RTPF500T RT PolarFire FPGAの4つのバージョンをベースに複数のキットを選択肢として提供しています。

Microchip社のRT PolarFire開発キットは本日より受注を開始いたします。詳細はMicrochip社の正規代理店にお問い合わせください。ご購入はMicrochip社のオンラインストアhttps://www.microchipdirect.comをご利用ください。

リソース
● アプリケーション画像: https://www.flickr.com/photos/microchiptechnology/52659900673/sizes/l/

Microchip Technology社について
Microchip Technology社(以下、Microchip社)はスマート、コネクテッド、セキュアな組み込み制御ソリューションのトッププロバイダです。使いやすい開発ツールと包括的な製品ポートフォリオにより、リスクを低減する最適な設計を作成し、総システムコストの削減、迅速な商品化を実現できます。Microchip社は産業、車載、民生、航空宇宙と防衛、通信、コンピューティングの市場で120,000社を超えるお客様にソリューションを提供しています。Microchip社は本社をアリゾナ州チャンドラーに構え、優れた技術サポート、確かな納期、高い品質を提供しています。詳細はMicrochip社ウェブサイト(https://www.microchip.com)をご覧ください。

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Daphne Yuen (Microchip社): daphne.yuen@microchip.com

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提供元: ドリームニュース