SRAとアドバンテックが業務提携で合意 ~ 国内でのUbuntu OSサポート強化 ~

組込みシステム向けに日本で初めてUbuntu開発元Canonical社のサポートを共同にて提供開始

株式会社SRA(本社:東京都・池袋区、代表取締役社長:平田 淳史、以下SRA)とアドバンテック株式会社(本社:東京都・台東区浅草、CEO:劉 克振、以下アドバンテック)は、Linuxオペレーティングシステムにてグローバルで約35%*のシェアを有するCanonical社 Ubuntu オペレーティングシステムに関し、日本国内での組込みサービス・サポートに関する業務提携を行うことで合意しました。
(*2022年1月 W3Techs調査による)

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1.業務提携の背景と目的
 産業分野におけるクラウド活用IoTシステムや、組込み装置へのLinux活用は年々増加している傾向にあり、その中でも特に英Canonical社が開発するUbuntuに対する需要は加速度的に高まっています。その背景として、明確なロードマップ、クラウドシステムへの接続性、定期的かつ長期的なバージョンアップとセキュリティアップデート、AIやROSなど最新のテクノロジーに対する率先したサポートなどが挙げられます。
 一方、Linuxを採用する企業・ユーザーにおいては、年々増加するセキュリティリスクへの対応、問題発生時の解析・切り分け、AIやクラウド・IoTなど最新のテクノロジーへの対応、組込みにおけるカスタマイズや量産後の保守メンテナンスなどで、日本語による技術サポートやLinux技術人材の確保などに課題感を持たれている企業が多く存在します。

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                      画面:Ubuntu デスクトップイメージ

 このような背景のなか、産業用コンピュータ(IPC/EPC)でグローバルトップシェアのアドバンテックと、組込みITサービス・ビジネスをはじめとするさまざまなソフトウェア開発・サポートサービスを展開するSRAの両社は、Canonical社Ubuntuの機種認定済み・プリインストール済み組込みコンピュータの販売と、そのシステムインテグレーション・サポートサービスに関する業務提携を行うことで合意しました。
この業務提携により、Ubuntuを組込み環境で利用する企業に対して、最長10年間のセキュリティ対応、OSとハードウェアの一元的なサポート、組込みからクラウドまでの広範に渡る最新のテクノロジーの利用を可能とします。

2.主な協業内容
 両社が、Ubuntu認証済み組込みボード・コンピュータとUbuntu日本語サポートサービスを、国内企業へ共同で販売、提供することで、一元的なサポート窓口と最長10年間のセキュリティ対応を提供します。また、プロモーションについても両社共同にて実施していく計画です。

■ SRAのUbuntu日本語サポートサービスについて
 SRAは、オープンソースソフトウェアの製品提供と受託開発において、エンタープライズ分野と組込み分野両面での長年の実績と経験を持つ、国内有数の技術系システムインテグレーターです。20年以上に渡って培ってきた、組込みLinux上での製品開発やポーティング等の支援サービスやサポートを提供するノウハウとスキル力を有しており、Canonical社Ubuntuについては、各種システムインテグレーション・サポートに関し、Canonical社とパートナー契約を締結し、日本語でのサポートサービスを提供しています。(参考URL: https://www.sra.co.jp/ubuntu/ )
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図:クラウドからIoT、デバイスまですべての構築、開発、運用をワンストップでカバーするSRAのUbuntuトータル支援サービス

■ アドバンテックのUbuntu認証済み組込みボード・コンピュータについて
  アドバンテックは、自社販売する組込みボード、コンピュータをCanonical社による厳格なUbuntu互換性試験、機種認定プロセスを経て、Ubuntu Certified(認証済み)商品としておよそ20機種をラインナップ。OS・セキュリティアップデート標準5年(セキュリティアップデートは最長10年まで延長可能)付きプリインストールモデルを販売しています。日本国内においてUbuntu認証済み組込みコンピュータの販売が可能な唯一のメーカーとなっています。
(参考URL: https://blog.advantech.co.jp/topics/eiot/21246 )
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    写真:Canonical社内のテストラボでUbuntu認証試験中のアドバンテック製EPC

■ 1月20日にUbuntuソリューションセミナ(Webinar)を開催
業務提携の皮切りとして、SRAとアドバンテック、そしてUbuntu開発元であるCanonicalの3社は、2023年1月20日(金) 15:00~16:00(1h)にオンライン形式でのソリューションセミナ(Webinar)を開催いたします。セミナの中では、Canonical社によるUbuntuの説明、SRA・アドバンテック各社のUbuntu認定済み商品やサポートサービスを詳しく説明する予定です(参加費は無料。事前予約制)。こちらのURL(https://advantech.seminarone.com/ubuntu_os/event)よりご登録いただけます。
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図: UbuntuはLTSロードマップと最長10年のサポート期間を明確にすることで、採用メーカーのプロダクトライフサイクルマネジメントに安心感を提供

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  画像: 1月20日に無料ウェビナーを開催
   (事前登録制:https://advantech.seminarone.com/ubuntu_os/event)

3.アドバンテック株式会社 概要

[表: https://prtimes.jp/data/corp/113497/table/1_1_2f476861461d8ff8a64af4b64e59ed31.jpg ]

4.エンドースメント

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Canonical Japan株式会社
リージョナルセールスマネージャー
柴田 憲吾
日本市場で両社とともにUbuntuのソリューションを提供できることを嬉しく思っております。
ハードウェアとソフトウェアの融合を加速し、エッジ・デバイス領域のお客様へ一元的な価値を提供できます。
サーバー・デスクトップ領域でUbuntuが実現したオープンで革新的な仕組みを迅速に活用いただけます。
( https://jp.ubuntu.com )
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株式会社SRA
取締役執行役員
最高技術責任者(CTO)
石曽根 信
今回のアドバンテックとの提携によりCanonical社によるUbuntu Certified(認証済み)の組込みボード・PC上で弊社のUbuntu日本語サポートサービスや受託開発などの関連サービスを提供できる関係を構築できたことを大変嬉しく思っております。この協業によって、各社の実績と技術力を活かし、組込み、IoT分野でお客様へ最適なソリューションを提供できるよう目指して参ります。
( https://www.sra.co.jp )
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アドバンテック株式会社
エンベデッドIoT事業部 VP
Steve Chang
今回のSRAとの提携により、より充実したUbuntuサポートに関するエコシステムを実現・提案できることは、アドバンテックとして非常に光栄です。Ubuntuを利用した産業システム機器やIoTソリューション実現のニーズは、国内に限らずグローバルレベルでの大きなトレンドとなっています。アドバンテックではCanonical社による機種認定を今後も継続し、Ubuntu認証済みPCの拡充を進めてまいります。
(https://www.advantech.com/en)

※記載されている商品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。
※掲載されている情報は、発表日現在の情報です。 最新の情報と異なる場合がありますのでご了承ください。

5.本件に関するお問い合わせ
■ SRA メディア窓口
株式会社SRA 産業第1事業部
山口 大介
電話:03-5979-2800
ubuntu-sales@sra.co.jp

■ アドバンテック メディア窓口
アドバンテック株式会社 エンベデッドIoT事業部マーケティング
木下 誠
電話:0949-22-2811
marketing.atj@advantech.co.jp

リリース詳細
提供元: PR TIMES