人の心に寄り添うスマートホームを普及する京都発のスタートアップmui Lab、総額約3億円の資金調達を完了

スマートホーム機器を相互接続する革新的な国際規格「Matter」に日本でいち早く対応 (※1)し、質感のあるスマートホーム体験をさらに世界へ普及

mui Lab株式会社(本社:京都市中京区、代表取締役:大木和典、以下mui Lab)は、この度、みやこ京大イノベーション2号投資事業有限責任組合をリード投資家として、株式会社ギフティ、信州スタートアップ・承継支援投資事業有限責任組合、既存投資会社3社の運営する各ファンドを引き受け先とする第三者割当増資を実施し、総額約3億円の資金調達を2022年8月末日に完了したことをお知らせいたします。今回の資金調達によって、成長市場であるスマートホーム領域において、基幹となるソフトウェア開発人材の積極採用を進めるとともに、パートナー企業との提携、自社製品やサービス開発への積極的な投資を進めてまいります。

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mui Labは、京都に本社を置く、カーム・テクノロジーの研究開発型スタートアップとして誕生し、これまで「スマートホーム市場」への事業開発を中心に参入を進めてきました。これまでの提携企業とのパートナーシップを通じて、穏やかなスマートホーム体験をハードウェア、ソフトウェアの融合したmuiプラットフォームを開発、提供することで推進してきました。

これまでに、世界初の木製スマートホームハブである「muiボード」(https://muilab.com/ja/products_and_services/muiboard/)、また、「muiスマートホーム・プラットフォーム」(https://muilab.com/ja/journal/muiplatform/)で、世界最大のテクノロジー見本市「CES イノベーションアワード」を2度受賞(2019年&2022年)(https://muilab.com/ja/journal/awards/)、2022年のCESでは、Amazonアレクサとの連携(https://muilab.com/ja/journal/matter_alexa/)において、Amazonが目指すアンビエント・コンピューティングへの貢献が大きな注目を集めました。

2022年8月には、株式会社ギフティとの連携で、人々の節電行動を促すDR(デマンドアンドレスポンス)機能を備えた「mui Kurashiアプリ」を北ガスライフロント(株)の住宅事業である北ガスライフロント賃貸住宅「EFUTE(エフュート)北3条」の入居者へ提供し、節電対策にご協力いただいた方にはポイントが発行される仕組みを実装しました。この事業は、スマートホームデバイスと人の心地良いタッチポイントをつくることで、生活者と事業者の有機的な関係性を生み出し、環境問題にもインパクトをもたらす、スマートホームシステムとエネルギーマネジメントの高相性を示す事例です。

また、2022年11月3日の国際標準規格のMatterのリリース発表会にて、「Matter対応版muiボード第2世代」の発表を行いました。Matterは、スマートホーム機器を相互接続する業界共通規格で、スマートホームのイノベーションと普及を促進することが期待されます。mui Labは、このMatterにいち早く対応することで、そのマルチアドミンの特徴を利用し、生活に利便性を提供する既存のスマートホームプラットフォームと共存するかたちで、個人や家族のパーソナルな生活時間を尊重したスマートホーム体験を広く提供していくことが可能となります。さらに多くのグローバル企業とのパートナーシップに注力して参ります。

※1:2022年6月6日にApple社が年次開発者会議「WWDC 2022」にて発表し、世界の主な「Matter」対応企業の一覧には、日本企業としてmui Lab1社のみが名を連ねました。
参照:https://muilab.com/ja/news/apple_matter/
https://www.itmedia.co.jp/pcuser/articles/2206/07/news192.html

■新規投資家コメント
○ みやこキャピタル株式会社 何 鋭 氏
mui Lab社は、アート&テクノロジー(芸術と技術)を見事に融合したことで、スマートホームコンセプトを具現化する製品・ソリューションの開発と実装に成功した、グローバルで見ても発信力の強い京都発ベンチャーとして高く評価しております。今後、Matter対応の高付加価値製品やサービスの提供を通じて飛躍的に成長していくことを大いに期待し、京都大学をはじめとする研究機関との連携によるデザイン力と技術力の更なる向上や、「京都から世界へ」の事業展開などを支援してまいります。

○ 株式会社ギフティ 鈴木達哉 氏
スマートホームというデジタル領域で、人の心に寄り添う柔らかな体験を創出されるmui Lab社に大きな魅力を感じ、出資を決定いたしました。本提携により「eギフトを軸として、人、企業、街の間に、さまざまな縁を育むサービスを提供する」という弊社ビジョンの実現を加速できるものと確信しております。既に協業を推進しておりますデマンドレスポンス(DR)領域を皮切りに、様々な人や企業が暖かくつながる社会を共に創造して参ります。

○ 信州スタートアップ・承継支援ファンド 石坂 颯都 氏
mui Lab社は、長野県松本市及び塩尻市に重要なソフトウェア開発拠点を構え、同社にとって極めて重要なエンジニアの採用は長野県内を中心に行っていることから、信州スタートアップ・承継支援ファンドは同社を応援したく投資しました。代表の大木氏や同県伊那市出身でCTOの久保田氏率いる同社は、コア技術のライセンス提供や大企業と連携したソフトウェア開発・提供に特長があり、電気・ガス・不動産領域をカバーした独特かつニュートラルなプラットフォームとしてスマートホーム市場を牽引する企業へ成長し得るポテンシャルを持っていると評価致しました。同社の今後が楽しみです。期待しています。

■引受先
・みやこ京大イノベーション2号投資事業有限責任組合(みやこキャピタル株式会社)
・株式会社ギフティ
・信州スタートアップ・承継支援投資事業有限責任組合(フューチャーベンチャーキャピタル株式会社)
・EEI4号イノベーション&インパクト投資事業有限責任組合 (株式会社環境エネルギー投資)
・Monozukuri 2号投資事業有限責任組合(株式会社Monozukuri Ventures)
・みずほ成長支援第4号投資事業有限責任組合(みずほキャピタル株式会社)

■mui Lab株式会社について
mui Lab株式会社は、NISSHA株式会社(京都市中京区)の社内ベンチャーとして設立され、2019年4月にManagement Buy Out (MBO) により独立したカーム・テクノロジースタートアップ企業です。私たちは、今後ますます進んでいくテクノロジーの未来が作為的でなく、自然なありさまを示す「無為自然」のコンセプトの元、テクノロジー、人の生活、自然との調和をデザインコンセプトの中心に据え、デジタル情報との新しい関係性をデザインと最先端のエンジニアリングを通じて実現します。伝統と技術の融合する街、京都をベースに人の心に寄り添うデジタルテクノロジーの普及させる活動をグローバルに行っています。これまでに、世界的なテクノロジーのアワード「CES Innovation Awards」を2回受賞(2019年&2022年)、世界的デザインのアワード「archiproducts DESIGN AWARDS大賞 」の受賞、同時にサステナビリティ部門でも受賞(2021年)、そして「baby tech awards 2022大賞」を受賞するなど世界的な評価を受けています。
社名:mui Lab株式会社
所在地:〒604-0966 京都府京都市中京区夷川通柳馬場東入俵屋町295番地1
設立:2017年10月27日
資本金:5.5億円(資本準備金を含む)
代表者:代表取締役 大木 和典 (共同設立者)
事業内容:UX/UIデザイン、SaaSソフトウェア開発、自社プロダクト開発、販売、コンサルティング
URL:https://muilab.com/
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リリース詳細
提供元: PR TIMES