アドバンテック、Alder Lake CPUとNVIDIA GPUを搭載した最新Mini-ITXマザーボード「AIMB-288E」を発表

アドバンテック株式会社(本社:東京、以下 アドバンテック)は、第12世代Intel(R) Core(TM) (Alder Lake) i3-12100デスクトッププロセッサとNVIDIA RTX T1000 GPUを搭載した産業用Mini-ITXマザーボード「AIMB-288E」を発表しました。

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このAIMB-288Eは、コンパクトかつスリムなフォームファクター要件を必要とする産業用のアプリケーションにおいて、特にGPUを活用したAI開発&導入に最適な選択肢として商品化されており、超薄型設計を採用しつつ、エッジ環境で卓越したコンピューティング性能と優れたグラフィクス性能を実現。最大3台の独立画面表示 (2x DisplayPort & 1x eDP、最大4K解像度)をサポートすることで、様々なアプリケーション場面でも高品質な映像を提供します。
更に、アドバンテックの厳格なモノづくりによって、サーマルソリューションの追求、IEC-60068-2への対応、 ノンストップ・長期安定稼働を実現しています。

パワフルなCPU&GPU:第12世代Intel(R) Core™ / NVIDIA(R) CUDAコアコンピューティング
アドバンテックのAIMB-288Eは、第12世代Intel(R) Core™ デスクトッププロセッサー、及び896のCUDAコアと4GB DDR6を搭載したNVIDIA RTX T1000 GPU (MXM)によって、単精度で2.5Tflopsを実現。(3Dmark Time SPY使用) ネイティブGPUグラフィクスソリューションと比較して、5.2倍の3Dグラフィクス性能を実現しました。こうしたパワフルな性能により、医療アプリケーションや各種装置、ロボット・AMRなどの産業用のシステムにおけるハイエンドな画像処理に対応することができます。
AIMB-288Eは、このNDIVIA GPUによって高度な画像処理を行える為、CPUはデータ処理にそのパフォーマンスを集中させることができます。 そのCPUには、第12世代Intel(R) Core™i3-12100E(クアッドコア、4.3GHzターボ)を採用しており、多くのアプリケーションにおいて迅速なデータ処理を行えます。更に、このCPUとDDR5 4800メモリーによって、第10世代Intel(R) Core™ i7プロセッサーと比較して、1.36倍の性能向上を達成しました。その結果、AIMB-288EではCPUとGPUの間のワークロードを統合して実行する事が可能となります。

1Uシステムにも組込み可能な、オールインワン・マザーボード
AIMB-288Eは、CPU・GPU・メモリ・NVMe SSDにアドバンテック純正の専用冷却システム含め、わずか42mmの薄さを実現しています。これは同等の汎用マザーボードと比較して、およそ66%以上のスペースの節約を実現、1Uサイズのシステムにも組み込め、更に55℃の環境下でも100%のパフォーマンスを発揮することが可能です。

幅広いソフトウェアサポートで、エッジAI管理を強化
AIMB-288Eは、AIや機械学習の導入をさらに簡単にするため、OSではWindowsやLinux Ubuntuをサポートしています。4Gワイヤレス接続のためのM.2 B Key拡張や、システムのRAS・セキュリティをリモートでもマネジメント可能な管理ソフトウェア「WISE-DeviceOn」を活用し、デバイス状態の監視、電源オン/オフのリアルタイム制御、トラブルシューティング、ソフトウェア/ファームウェアのアップグレードなどの管理も可能となります。。

日本国内でもサンプル展示を開始
AIMB-288E及びIntel 第12世代 Alder Lake搭載ボード、NVIDIA対応製品ラインナップなどの組込み製品類は日本国内でも既にサンプルが公開されています。 アドバンテックは、来る9月14日(水)、東京・品川にてリアル展示会として「アドバンテック エンベデッド デザイン・イン フォーラム(ADF)」を企画。そこでアドバンテックの製品実機、組込みソリューション、及びEdge AIの活用事例等を一斉に展示します。7月に大阪で開催されたイベントの様子はこちらから参照いただけます。https://blog.advantech.co.jp/topics/eiot/26304。 (東京での展示会開催情報の詳細は8月下旬にウェブサイト上で公開予定です)
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AIMB-288Eの主な特長

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第12世代Intel(R) Core™ (Alder Lake) i3-12100デスクトップ・プロセッサー搭載(4xコア、TDP 60W)
NVIDIA(R) RTX(R) Embedded T1000 GPU搭載
32GB DDR5 4800MHz SODIMM
最大4K で3台の独立画面表示 (2x DisplayPort & 1x eDP)
幅広い拡張I/O:M.2 Mキー、M.2 Bキー、4x USB 3.2 Gen 2、2x USB 3.2 Gen 1
対応OS:Windows 10、Linux Ubuntu

リモートでのRASとセキュリティをマネジメント可能なWISE-DeviceOnをサポート

また、アドバンテックでは、NVIDIA搭載の「AIMB-288E」以外にも、産業用ボードとして一般的な機能・インターフェース・拡張性を備えた第 12 世代 Intel(R) Core™ 搭載Mini-ITXマザーボード「AIMB-278」もご用意しています。Alder Lake CPU搭載の産業用マザーボードをお求めの方はこちらもご検討ください。

【アドバンテックについて】
アドバンテックは、IoTインテリジェントシステムおよび組込みプラットフォームの分野でグローバルトップシェアのインダストリアル・プラットフォームメーカーです。「Enabling an Intelligent Planet(インテリジェントで持続可能な地球を実現する)」をコーポレートビジョンに掲げ、近年はIoT、ビッグデータ、AIのトレンドを取り入れ、エッジインテリジェンスなWISE-PaaS AI・IoTプラットフォームとマーケットプレイスのインダストリアル業界向けソリューションを提供し、クライアントとビジネスパートナーとが結びつきを深め、AI・IoT時代の新たなビジネスをCo-Creation(共創)できるエコシステムの実現を進めています。(www.advantech.co.jp)

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提供元: PR TIMES