子どもたちを交通事故、犯罪、シカの被害から守る…など、「日本の縮図」兵庫県がさまざまな社会課題の解決を目指して実証実験!協働する事業者を募集

スタートアップ企業などと協働する実証実験「ひょうごTECHイノベーションプロジェクト」の6テーマを発表

アーバン・イノベーション・ジャパン(UIJ)(事務局:特定非営利活動法人コミュニティリンク/兵庫県神戸市 代表:中西雅幸)は、兵庫県が取り組む協働実験「ひょうごTECHイノベーションプロジェクト」の課題6つを公開し、参加する事業者の募集を開始しました( https://urban-innovation-japan.com/city/hyogo-pref/ )。UIJにとって兵庫県との協働プロジェクトは初めてで、7月3日(日)に応募受付を終了し、8月上旬には採択事業者を決定、今年8月-来年2月を協働期間とする予定です。

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■「ひょうごTECHイノベーションプロジェクト」とは
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兵庫県は摂津、播磨、丹波、淡路の個性豊かな5つの地域に分けることができ、大都市から農山村、離島まで、多様な気候と風土を体験できることから「日本の縮図」といわれており、「包摂」と「挑戦」を両輪とする「躍動する兵庫」の実現を目指し、県民の皆さんと共に、地域や経済の活力を持続的に高める取り組みを推進しています。

ひょうごTECHイノベーションプロジェクトとは、そんな県内にある様々な社会課題・地域課題について、主に県内の起業家や事業者が有する情報通信技術を中心に、ものづくりや建築・土木等の工業技術などを活用し、その課題解決を図っていこうとするもので、スタートアップ企業をはじめとする様々な事業者と、課題を抱える各市町職員が協働して、地域課題解決に向けた解決手法を設計し、新たなサービスの構築・実装を目指しています。

UIJは、スタートアップ企業との協働実験を通じて自治体が抱える社会課題を解決する一連のプロジェクトで、「ひょうごTECHイノベーションプロジェクト」もその一つです。都道府県単位での取り組みとしては昨年の山口県に次いで兵庫県が2例目となり、まだまだ全国に広がる機運を見せています。

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■オンライン説明会は6/22(水)開催
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今回の協働実験への参加事業者を募集するにあたり、オンラインでの説明会をご用意しています。ご興味がおありの方はお気軽にご参加ください。詳しくは以下のホームページをご覧ください。

オンライン説明会(2022年6月22日(水)15:00→16:30) https://hyogo-tech-2022.peatix.com/

日時:2022年6月22日(水)15時~16時30分(90分)
実施方法:Zoomウェビナー
申込方法:Peatix(上記URL参照)にご登録後、イベント当日の前日にZoomの視聴用URLを発行させて頂きます。

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■課題は6つ 応募は7/3(日)まで
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課題1)目指せ“除草”革命!道路や公園の隙間に生える厄介な雑草を根絶し、まちをキレイに!

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市民の要望に応えるため、そして道路や公園を保全するため、草刈をするものの、何度も生えてきてキリがない現状を打破すべく 、新しい技術や発想によって、今より安価で、効果的に解決したい。除草剤を使用せず、草が枯れて根までとれる技術や、隙間を埋める素材なども含めた検証などを。
(課題詳細:https://urban-innovation-japan.com/project/hyogo-pref/2022-2/facility-weeding/
所管課:神戸市建設局

課題2)誰一人取り残したくない!コロナ禍で以前よりコミュニケーションが難しくなった難聴者を支援したい!

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誰一人取り残さないまちの実現に向け、難聴者とのやり取りを、ストレスなく行える環境を整備したい。先端技術等を活用し、人と人を技術がつなぐイメージを音声やデジタルを活用した実証実験を行うことで課題解決を図り、利用者が主役となるような形で解決したい。
(課題詳細:https://urban-innovation-japan.com/project/hyogo-pref/2022-2/deaf-communication/
所管課:三木市 障害福祉課

課題3)関係人口のその先の取り組み『関係人口2.0』を、丹波篠山モデルとして実装したい!

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関係人口のつながりを見える化し、つながることで市内外関係者の双方が、既存の取り組みよりも、より実益に近いメリットを享受できるかの実証を通じて、市内外の多様な関係人口の見える化と関係値を深める今までより一歩進んだ新たな仕組みを構築したい。
(課題詳細:https://urban-innovation-japan.com/project/hyogo-pref/2022-2/regional-relationship/
所管課:丹波篠山市 ブランド戦略課

課題4)交通安全×AI・ビックデータ!子どもたちをまもるため、通学路の交通事故リスクを減らしたい!

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自動車プローブデータや携帯電話の位置情報など道路交通に関連する様々なビッグデータを分析し、通学路等で交通事故リスクの高い箇所とその要因をGIS上で可視化し、対策を実施後に交通状況を分析し、交通事故リスクが減少しているか検証したい。
(課題詳細:https://urban-innovation-japan.com/project/hyogo-pref/2022-2/decrease-traffic-accident/
所管課:朝来市 都市整備部 建設課

課題5)子どもが安心できる鳥獣対策求む!シカ等の侵入から学校生活を守りたい!

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シカの生息域に学校がある地域では、特に夜間、シカが敷地を闊歩しています。そのとき、グラウンドにフンを散らすので、グラウンドを安心して利用できるようシカの敷地侵入を防ぎたい。日常的になっているグラウンドのフン清掃から解放された学校運営を!
(課題詳細:https://urban-innovation-japan.com/project/hyogo-pref/2022-2/animal-damage/
所管課:新温泉町 教育委員会

課題6)SNS上に関連した犯罪から子どもたちを守りたい!AIを活用したサイバーパトロール

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SNS上に書き込まれた違法・有害情報についてAIを利用した検索ツールで効率良く抽出することで、対象となる書き込みを素早く発見し、多くの注意喚起を行うことで子どもの性被害防止に繋げたい。
(課題詳細:https://urban-innovation-japan.com/project/hyogo-pref/2022-2/cyber-patrol/
所管課:兵庫県警察本部少年課

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■「Urban Innovation JAPAN」とは
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Urban Innovation JAPAN(アーバン・イノベーション・ジャパン、UIJ)は、2018年の兵庫県神戸市における取り組みから始まった、日本全国の自治体の課題とスタートアップ・民間企業をマッチングするオープンイノベーション・プラットフォームです。DXに取り組む自治体のニーズを、本当に課題を解決できる人のところにまで届け、適材適所に課題を解決できる民間事業者との出会いが加速する姿勢が高い評価を受け、2021年度グッドデザイン賞を受賞しました。

▼過去の事例(15自治体)
https://urban-innovation-japan.com/past/

▼関連プレスリリース:自治体のオープン・イノベーション推進のための実証実験スキーム「Urban Innovation Japan」が2021年度グッドデザイン賞を受賞
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000011.000072562.html

リリース詳細
提供元: PR TIMES