GOOD AID株式会社がシリーズCラウンドで総額3億円の資金調達を実施

~ヘルスケアのあらゆる選択肢を提供する「街の保健室」を目指し、OMO薬局を展開予定~

 GOOD AID株式会社(本社:愛知県名古屋市、代表取締役:服部雄太、以下GOOD AID)は、シリーズCラウンドとして、名古屋鉄道株式会社、近鉄ベンチャーパートナーズ株式会社、その他独立系VC、また個人投資家数名を引受先とする第三者割当増資により、総額約3億円の資金調達を実施いたしました。

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■ GOOD AID株式会社とは
2016年3月に代表取締役かつ薬剤師の服部 雄太が名古屋で創業し、現在は中部、関東、関西の3地区を中心に調剤薬局「おだいじに薬局」と、零売(れいばい)薬局「セルフケア薬局」を計32店舗経営しているベンチャー企業です。約80名の薬剤師、約30名の看護師・リハビリ職が在籍し、グループ全体で社員数は約190名になります。

子会社である「セルフケア薬局株式会社」では、処方せんなしで病院の薬が買える「零売薬局」を展開しており、社会課題である「国民医療費の高騰」や「2025年問題に端を発する医療の需給バランスの崩壊」に備えて、保険だけに頼りきらないセルフメディケーションができる「街の保健室」を目指しています。

■ GOOD AIDが取り組む「零売(れいばい)」の意義
昨今、処方せんを受け付ける調剤薬局の店頭では、患者の方から「スピード」を求められやすい傾向にありますが、今後は薬剤師による患者の皆さまに対する「コミュニケーション」で“健康に向けた支援”をしていくことが、ヘルスケア業界における本質的な価値転換であると考えています。
厚生労働省が提言している「患者のための薬局ビジョン(2015年)」でも、薬剤師に対しては「対物(処方せん)から対人へ」の流れを加速し、本質的な医薬分業を果たすように要請があります。
その点、零売は厚生労働省の通知により、薬局での対面販売、一般用医薬品の検討や受診勧奨の実施、必要最小限の量での販売などの条件を満たした上で、薬剤師が自然な流れで「カウンセリング=対人業務」として不調を抱える皆さまに向き合える有効なコミュニケーション手段です。

■ 資金調達を経て、どのような世界を目指すのか
医療の選択肢の一つである「零売」を軸に不調の方一人ひとりをしっかりと見つめて相談に乗り、受診勧奨・OTC医薬品・健康行動などその方に合った適切な医療の選択肢を提案することでセルフメディケーションを推進し、地域医療への貢献や医療従事者への負担を軽減。薬剤師の価値向上にも繋げます。
さらに先の世界としては、GOOD AIDは調剤薬局・零売薬局事業の他にも「訪問看護」「D2C商材」「有料人材紹介」「M&A」など複数の事業を展開しており、企業ビジョンにも据えている【Well-being】を実現するため、従来の薬局の在り方に止まらず、未病・予防など様々な領域の相談ができる「街の保健室」を目指してまいります。
そのためにも提携店舗の増強による零売市場の拡張、ならびにテクノロジーを活用して物理的な距離を超えて、本当に困っているタイミングで皆さまに手を差し伸べられる「OMO薬局」を展開していく予定です。

■ 今回の資金調達の狙い

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今回は独立系ベンチャーキャピタル様にもご参画いただきましたが、名古屋鉄道株式会社様、近鉄ベンチャーパートナーズ株式会社様の2社にご支援をいただくことで、名古屋・関西地域の「スマート健康シティ構想」をより強化していこうと考えております。
GOOD AIDは昨年のシリーズBラウンドでJR東日本スタートアップ様と業務資本提携をし、「スマート健康ステーション」構想を打ち出して、JR西国分寺駅のホームにセルフケア薬局初めての「駅ナカ店舗」として2021年3月に出店しました。当駅をご利用される方々が多くご来店され、1年間で4,053名(内、新規客が2,129名)の方にお越しいただきました。
今後は、駅だけでなく「地域・街づくり」に拡張し、地域のアセット活用をはじめ、両社と様々な協業の可能性を模索しながら、薬局から始まる「スマート健康シティ」を実現してまいります。

■ 事業提携の具体的な取り組み
その取り組みの第一弾として、GOOD AIDは、名古屋鉄道株式会社様より「名鉄薬品株式会社」の株式の一部を7月に取得予定です。新たに仲間入りする調剤薬局6店舗は、名古屋鉄道沿線地域の健康を支えるハブになることを目指します。
また、近鉄グループ様との取り組みとして、近鉄グループが運営する商業施設内にセルフケア薬局を出店させていただく予定です。従来のセルフケア薬局と異なり、店舗スペースを活かしてヘルスケアやセルフメデュケーション等のwell-beingに関する勉強会やワークショップを実施予定です。これまでの”薬局”のイメージを覆す新しい取り組みを展開予定ですので楽しみにお待ちください。
※上記については、別途プレスリリースを発表させていただく予定です。

■ 今回出資いただく企業様からのコメント
▽名古屋鉄道株式会社 グループ事業部 課長 久米 拓海 様
今回の出資により、GOOD AID様が提案する「スマート健康シティ構想」の実現をサポートし、今後は当社グループ内のヘルスケア機能との連携も視野に、沿線地域のお客様の健康づくりのサポートを両社で取組み、地域価値向上に努めたいと思っております。

▽近鉄ベンチャーパートナーズ株式会社 部長 足高 寛俊 様
はじめてご面談した際、GOOD AID様と近鉄グループが価値観を共有できると感じたポイントが二つありました。
一つ目は、同社のビジョンにもある“Well-being”というワードです。これは、近鉄グループが実現を目指す“豊かな社会”の形成に不可欠な要素です。二つ目は、薬剤師と患者との対話を基点に価値創造されている点です。近鉄グループも創業以来、鉄道をはじめ、百貨店、ホテル、レジャーなど、様々な事業において顧客との接点を大切にしてきました。
根底にある価値観を共有できるGOOD AID様と共に、「街の保健室」となる薬局を沿線に展開することで人々の健康をサポートし、地域医療への貢献を通じて健康で豊かな社会の実現を目指して参りたいと考えています。

■ 新経営体制のお知らせ
今後、各事業の伸長と、各事業の統合によるセルフメディケーション構想の実現が必要になります。そのため、事業を横断で見る立場を取締役、また事業を縦軸で伸長させる役割を執行役員とし、2022年5月より博報堂出身の執行役員COO 兼 CSOである久米 一平が新たに取締役に就任し、全体の事業統合と体験構築を担ってまいります。

新経営体制(2022年5月1日より)

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今後、GOOD AIDはより地域に寄り添った「街の保健室」を目指して、様々な「医療の選択肢」を提案できるセルフメディケーション薬局を経営してまいります。

【セルフケア薬局について】

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セルフケア薬局は、処方せんなしでも薬が購入できる零売(れいばい)薬局です。病院の薬が約10分程度で販売でき、受診ができずにお困りの方の健康に貢献してまいります。ご利用方法は、事前のオンライン問診を行って頂いた後、店舗にお越しいただき、対面で薬剤師との相談を行った上で販売する形となります。薬剤師がお客様の健康状態やこれまでに使用したことがある薬などを伺いながら販売しますので、安心してご利用いただけます。(郵送販売は不可)
購入できる薬は、病院の薬約15,000種類のうち、約7,300種類で、かぜ薬や胃薬、花粉症など抗アレルギー薬、ステロイド軟こうや医療用の保湿剤など、比較的軽微な症状に対する薬が対象となっています。購入できる薬や価格については、公式LINEアカウントからお問合せください。
※「零売」は、厚生労働省の通知により、薬局での薬剤師との対面相談、一般用医薬品の検討や受診勧奨の実施、必要最小限の量での販売、などの条件付きで2005年に認められた制度です。
■公式LINEアカウント:https://liff-gateway.lineml.jp/landing?follow=%40selfcare-pharmacy&lp=PmYXDQ&liff_id=1655492670-pWJmB8XO
■セルフケア薬局HP:https://selfcare-sdc.com/

■GOOD AID株式会社
所在地:〒453-0801 愛知県名古屋市中村区太閤一丁目20番10号4階
代表:代表取締役薬剤師 服部 雄太
設立:2016年3月
URL:https://good-aid.com/
本プレスに関するお問い合わせ先:久米・石川
メールアドレス:press@good-aid.com

リリース詳細
提供元: PR TIMES