より高い柔軟性を実現するOracle Cloud Infrastructureの新サービスや追加機能を発表

柔軟性に優れた新しいブロック・ストレージ・ボリュームが、需要変動に応じた性能特性の自動調整に、業界初で対応

オラクルは、お客様がより低コストでより高速に、より安全にワークロードを実行できるよう、コンピュート、ネットワーク、およびストレージの11の新しいサービスと機能により、Oracle Cloud Infrastructure(OCI)のサービスを拡張します。新しいサービスと機能により、アプリケーションの要件に合わせてリソースを自動的に最適化し、コストを大幅に削減する、真に柔軟なコア・インフラストラクチャ・サービスをお客様に提供します。Vodafone、Samsung Securities、GoTo、Cox Automotiveなどの大手グローバル企業は、マイクロサービスからAIまで、あらゆるタイプのワークロードを実行するためにOCIを利用しています。

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News Release Summary

(本資料は2022年3月15日にオラクル・コーポレーションより発表されたプレスリリース(https://www.oracle.com/news/announcement/oracle-launches-new-flexible-cloud-infrastructure-services-2022-03-15/)の抄訳です)

より高い柔軟性を実現するOracle Cloud Infrastructureの新サービスや追加機能を発表

柔軟性に優れた新しいブロック・ストレージ・ボリュームが、需要変動に応じた性能特性の自動調整に、業界初で対応

フルコアまでバースト可能な1コア未満のVMから、高速なインターコネクトを備えたHPCクラスタまで、ほとんどのワークロードに対応するコンピュート・オプションを提供

Vodafone、Samsung Securities、GoTo、Cox Automotiveなどのグローバル企業が、OCIを活用し、あらゆる種類のワークロードをより優れた価格性能で実行

2022年3月16日

オラクルは、お客様がより低コストでより高速に、より安全にワークロードを実行できるよう、コンピュート、ネットワーク、およびストレージの11の新しいサービスと機能により、Oracle Cloud Infrastructure(OCI)のサービスを拡張します。新しいサービスと機能により、アプリケーションの要件に合わせてリソースを自動的に最適化し、コストを大幅に削減する、真に柔軟なコア・インフラストラクチャ・サービスをお客様に提供します。Vodafone、Samsung Securities、GoTo、Cox Automotiveなどの大手グローバル企業は、マイクロサービスからAIまで、あらゆるタイプのワークロードを実行するためにOCIを利用しています。

ビジネスモデルの変革や安全な遠隔技術への需要が高まるにつれ、世界的にクラウドの導入が急速に拡大し続けています。しかし、パブリック・クラウドに関するさまざまな誤解により、企業がクラウドのメリットを十分に享受することを妨げているのも事実です。例えば、一般的に信じられているのは、クラウド・コンピューティングのメリットを享受するために、お客様はアプリケーションをクラウド用にリライトし、複雑な価格モデルに対処しなければならないというものです。また、多くの企業は、事業を拡大する際には、さまざまな技術を選択しなければならないと考えています。本日の発表により、お客様によりシンプルで、柔軟性に優れたOCIのサービスや機能を活用し、アプリケーションを緻密にリライトすることなく、手頃な価格で簡単に拡張できるようになります。

Oracle Cloud Infrastructureのエグゼクティブ・バイスプレジデントであるクレイ・マグワイク(Clay Magouyrk)は、次のように述べています。「OCIはクラウドの常識を覆し続けていきます。お客様がより速く、よりセキュアに、そしてより経済的にワークロードを実行できるよう支援していきます。お客様は、オープンな標準ベースのKubernetesをサポートするOCI上でクラウドネイティブなアプリケーションを構築でき、AIや高性能コンピューティング(HPC)をご利用いただいているお客様であれば、クラウド上で高速のコンピュート・クラスタを構築することができます。」

OCIのコンピュート、ネットワーキング、ストレージの新たなイノベーションを発表
OCI Compute(https://www.oracle.com/cloud/compute/)の導入において、お客様はベアメタルか仮想マシン(VM)のいずれかを選択することができます。OCIのベアメタル・インスタンスは、エンタープライズ・アプリケーション向けに高いパフォーマンスを実現し、最大限のコントロールと分離を可能にします。仮想マシンにおける高い柔軟性、具体的には柔軟なメモリ、サブコアのバースト可能なCPU、プリエンプティブル・インスタンスといった機能で、ワークロードにおける総所有コスト(TCO)を最大限高め、必要な分だけを利用できるよう、コンピュートの増減を調整可能です。単一コンピュート・インスタンスのスケールアップはもちろん、インスタンス追加によるスケールアウトにより、アプリケーションを書き換えることなく、リスクやクラウド移行のコストを削減した形で、弾力性を実現することができます。新しいサービスは以下の通りです。
・Container Instances : VMのホスティングの直接管理やKubernetesのオーケストレーションをすることなく、コンテナを利用することができます。OCIはセキュアなOSのイメージ、ネットワーク、ストレージでインスタンスを生成します。
・AMD E4.Dense Compute Instances: 低レイテンシのストレージを提供するNVMeドライブによるメリットをお客様のワークロードで利用できます。これらのワークロードには、データベース・ワークロード(リレーショナル・データベース、NoSQLデータベースなど)、仮想化された直接接続するストレージ、キャッシュおよびデータ・ウェアハウスが含まれます。
・Oracle Cloud VMware Solution on AMD: AMDベースの32、64、128コアの新しいコア・オプションを提供。業界をリードするSDDCホストあたりのVM展開密度のオプションを提供し、高CPUや高メモリのユースケースに対応。OCIは、他製品と比較して、1ホストあたり2.5倍以上のメモリとCPUを提供します。

OCI Networking(https://www.oracle.com/cloud/networking/)は、OCIの仮想クラウド・ネットワーク(VCN)にセキュアに接続し、ワークロードのための分離されたセキュアな環境を動的に構築できるよう支援します。アプリケーション・ファイアウォール、負荷分散、ネットワーク・ピアリングなどの必要な機能はシンプルなプロビジョニングおよび管理ができるように合理化されています。ネットワーク・スタック全体を通して柔軟な負荷分散(https://blogs.oracle.com/cloud-infrastructure/post/announcing-oracle-cloud-infrastructure-flexible-load-balancing)が可能なので、パフォーマンスとコストを最適化できます。その結果、OCI Networkingは、グローバル規模のネットワーク・ワークロードを、低コストで処理することができます。新しいサービスや機能は以下の通りです。
・Content Delivery Network (CDN) Interconnect: 特定のサード・パーティーのCDNプロバイダーを利用して、ダイレクトにピアリング接続を確立することで、OCI Object Storageのアウトバウンド帯域を無料で提供します。CDNのコストの大半を占めるのは、オリジンからCDNへのコストです。OCIは、サード・パーティーのCDNであっても、お客様のコストを大幅に削減します。現在、OCIのこの機能は、北米のCloudflare CDN向けに提供されています。
・Content Delivery Network (CDN) Service: 地理的に分散したネットワークにおいて、エンドユーザーに最も近いロケーションから、デジタル・コンテンツを配信できます。お客様はAPI連携やコンソール、UCM課金、そしてOCI Object Storage、コンピュートとCDN間の強固な連携が可能となり、オリジン・サーバーからCDNへのエグレス料金を削減することができます。
・Flexible Web Application Firewall (WAF) : 一般的なセキュリティ上の弱点を突く攻撃(OWASP トップ10など)からのアプリケーション保護に役立つ、単一のWAFポリシーを定義でき、ロードバランサーまたはエッジで適用可能です。
・Web Application Acceleration (WAA) : ロードバランサーでのWeb HTTPレスポンスのキャッシュと圧縮に対応します。
・Network Visualizer: 構成ベースの接続性チェックを実行し、ネットワーク・パスを、パス内の仮想ネットワーク・エンティティに関する情報とともに可視化できるようになります。これにより、お客様は一般的な仮想ネットワークの構成ミスを特定し、修正することができます。
・vTAP: OCI Networkで帯域外でのパケット・キャプチャやインスペクションができるようになり、パフォーマンスに影響を与えることなく、トラブルシューティングやセキュリティ分析、データ監視を容易に行うことができます。

OCI Storage(https://www.oracle.com/cloud/storage/)は、オブジェクト、ファイル、ブロック、およびアーカイブ・ストレージを通じて、お客様に高性能かつ低コストのクラウド・ストレージのオプションを提供します。1種類のブロック・ボリュームで、最も安価なものから最も高い性能に至るまで、あらゆる種類のワークロードに対応し、ワークロードを中断させることなくオンザフライで再構成が可能です。これにより、他のクラウド・サービスと比較して最大95%削減したコストで、最も高いSLAのエンタープライズ・アプリケーションにも対応可能な柔軟なサービスが実現します。新しいサービスや機能は以下の通りです。
・Flexible Block Volumes with Performance-based Auto-tuning: 需要の変化に応じて、ブロック・ストレージ・ボリュームの性能特性を自動的に変更可能です。これは今日のクラウド市場では独自の機能であり、お客様のピーク時の需要に自動的に対応し、需要が少ない時にストレージ・コストを削減するのに役立ちます。
・High Availability ZFS: ZFSファイル・サーバーを、OCI Block VolumesをRAWストレージに使用する可用性に優れた自動展開スタックにパッケージ化します。

これらの新しいOCIサービスや機能の提供は、2022年内に予定されています。

お客様、アナリストのコメント
GoToのTechnology Strategy バイスプレジデントであるSascha Kuemmel氏は次のように述べています。「当社では、ビデオ・カンファレンスの運営の用途において、OCIを選定しました。Kubernetesの互換性とOCIのネットワーク機能のおかげで、このワークロードの移行において、アプリケーションのリライトは不要でした。リソースの有効活用と帯域コストの低減により、ITコストを半減できました。」

Oracle Red Bull RacingのApplication Development Group Leaderである Ian Brunton氏は次のように述べています。「OCIのおかげで、モンテカルロ・シミュレーションの実行回数を25%増やすことができました。最新のテクノロジースタックを活用し、Kubernetesのパワーと柔軟性を利用することで、シミュレーション・プラットフォームをスケールアップしながら、スポーツが定める厳しい支出規制の範囲内にコストを抑えることができます。」

Aleph AlphaのCEO兼創設者であるJonas Andrulis氏は次のように述べています。「当社では、AIモデルの学習に、RDMAクラスタ・ネットワーク上で数百台のベアメタルGPUを共有ファイル・システムと合わせて利用しています。OCIは、数百のベアメタルCPUとGPUを低レイテンシでクラスタリングできるため、堅牢な環境を構築することができます。これにより、140テラフロップスを超えるトレーニング性能をオンデマンドで、しかも低コストで実現できます。」

Cox AutomotiveのCorporate Systems バイスプレジデントであるMaria Riley氏は次のように述べています。「Oracle E-Business SuiteをOCIに移行し、世界最大手のManheimを含む自動車オークションの課金・決済業務を一元化しました。これにより、年間450万ドルのコスト削減と、本番環境への新たなコードを適用させる時間が2.5週間から3日間に短縮することができました。」

IDCのクラウドおよびエッジ・インフラストラクチャ・サービスのリサーチ・バイス・プレジデントであるDave McCarthy氏は次のように述べています。「クラウドというのは本来、必要な分だけ料金を支払うものです。しかし、お客様によっては、複雑な設定オプションにより、過剰なプロビジョニングをし続けています。オラクルは昨年から、新たに柔軟なコンピュート、ストレージ、およびネットワーク・インフラストラクチャのサービスを導入することで、こうした問題への対処を大きく前進させました。OCIのお客様は、使用量と需要をより正確に一致させることにより、コストを削減することができます。」

オラクルについて
オラクルは、広範かつ統合されたアプリケーション群に加え、セキュリティを備えた自律型のインフラストラクチャをOracle Cloudとして提供しています。オラクル(NYSE:ORCL)に関するより詳細な情報については、https://www.oracle.com/index.html をご覧ください。

商標
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リリース詳細
提供元: PR TIMES