国内ビジネスパーソンの6割が「翻訳ツールのセキュリティ」を重視

NTTコミュニケーションズ株式会社(以下 NTT Com)は、グローバルでのビジネスコミュニケーションが益々増加する中、業務で外国語を使用するビジネスパーソンを対象に実態調査(※1)を実施しました。その結果、有料翻訳ツール利用者の6割以上が「セキュリティ」を重視していることが判明しました。
NTT ComのAI翻訳プラットフォームサービス「COTOHA(R) Translator」(以下 本サービス)は、機密文書の翻訳に耐えうる厳格なセキュリティ対策などが高く評価(セキュリティ満足度97%(※2))され、有料サービスご契約中の利用者(※3)が50万人を突破しました。本サービスのさらなるセキュリティ対策強化、翻訳精度の向上などを通じて、AI翻訳サービス市場を引き続き牽引していきます。

1. 実態調査の主な結果
■翻訳ツールへのニーズの変化
外国語を業務で利用する国内の10代から50代のビジネスパーソン500人を対象にNTT Comが実態調査を実施しました。
コロナ禍での勤務形態について、週に1日以上リモートワークを行う割合は約6割であり、「資料や契約書などを翻訳する際、自身で翻訳する頻度が増えた」と答えた人は、リモートワークをしている人の方が、していない人と比較して約4倍も多い結果となりました。
これは、外国語を利用したやり取りが必要な際に、対面でのコミュニケーションに代わり文字によるやり取りが増えたこと、リモートワークの拡大により英語が得意な人に気軽に相談しにくくなったことなどから、翻訳ツールなどを活用し自身で翻訳する機会が増加した結果と考えられます。(図1参照)
図1:資料や契約書などの作成における自身での翻訳頻度の変化
画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/268698/img_268698_1.png

なお、回答者の8割超が自身の翻訳スキルに不安を抱えており、翻訳ツールへの期待が高いことがうかがえます。

■セキュリティへの期待
また、有料の翻訳ツールに対して6割以上が、「セキュリティ面」への不満・不安を感じており(図2参照)、有料翻訳ツールに対するセキュリティへの期待が高いことも判明しました。

図2:有料翻訳ツールのセキュリティ面に不満・不安を有する回答者の比率
画像2: https://www.atpress.ne.jp/releases/268698/img_268698_2.png
今回の実態調査の詳細は別紙をご覧ください。
【別紙URL】
https://www.atpress.ne.jp/releases/268698/att_268698_1.pdf

2.本サービスの実績
有料および無料の類似サービスや翻訳専門家向けサービスが多数存在する中で、本サービスの特長の一つである厳格なセキュリティ対策などを高く評価いただき、このたび利用者が50万人を突破しました。急速に拡大するAI翻訳サービス市場のニーズに応えることにより、本サービスの売上高は、提供を開始した2018年から3年間で約13倍となっております。

3.本サービスの特長
(1)厳格なセキュリティ対策
機密文書の翻訳にも耐えうる厳格なセキュリティ対策を講じています。運用面では、お客さまの翻訳対象ファイル/テキストおよび翻訳結果ファイル/テキストを他のお客さまや本サービス自身の学習に流用しないポリシーを明確に定めています。
また、機能面では翻訳文書を含めた全てのお客さま情報の暗号化管理・国内保管に加え、強固な認証機能(ID/パスワード認証、IPアドレス事前登録による利用者限定、スマートフォンと連動した二段階認証が利用可能)、通信の暗号化などを標準提供しています。
さらに、より強固なセキュリティを求めるお客さまには、処理に関わるサーバー群すべてをお客さま専有環境として提供するプライベートクラウドタイプのメニューやVPN接続オプションなどもご用意しています(※4)。

(2)TOEIC960点超の高精度、しかも簡単な操作でファイルまるごと翻訳
最新のニューラルマシントランスレーション技術と、NTTグループの強みである日本語解析技術、および株式会社みらい翻訳と国立研究開発法人 情報通信研究機構との共同開発による翻訳エンジンを活用し、英語翻訳でTOEIC 960点を超える精度を実現しています。また、PowerPointなどMicrosoft Office形式のファイルやPDFファイルをドラッグ&ドロップするだけで、元のレイアウトのまま短時間で翻訳することが可能です。さらに、誰でも使える簡単な操作画面、修正と翻訳を繰り返し行っても安心してご利用いただける定額料金制を採用しています。
現在、製造、製薬、金融など幅広いお客さまにご利用いただいております。特に、専門用語が多く含まれる法務・財務分野では、翻訳会社と法律事務所の協力を得て開発することで業界最高水準の精度を実現した「法務・財務モデルオプション」を提供しています(※5)。

サービスの詳細はこちらをご覧ください
「COTOHA(R) Translator」
https://www.ntt.com/business/services/application/ai/cotoha-translator.html

*記載されている会社名、製品名やサービス名は各社の登録商標または商標です。

(※1):「コロナ禍のビジネスパーソンに対する外国語使用の実態調査」(2021年6月25日~27日実施)
調査手法:インターネットによるアンケート調査
調査エリア:全国(国内)
調査対象:10代~50代のビジネスパーソン
サンプル数:500サンプル
調査条件:業務で外国語を使用する人(2~3か月に1回以上)
(※2):NTT Comが2020年度に実施した顧客満足度調査における、本サービスのセキュリティに関する設問の回答結果より
(※3):現時点で有料サービスご契約中の利用者のみが対象(無料トライアル利用者や解約済みの利用者は含まず)
(※4):「TOEIC 900点超レベルの高精度AI翻訳プラットフォームサービス「COTOHA Translator(TM)」にセキュリティをさらに強化した新メニューを追加」(2020年11月)
https://www.ntt.com/about-us/press-releases/news/article/2019/0204.html
(※5):「製薬業界向けAI翻訳の精度を向上させる「製薬カスタムモデル共同開発」の第二期メンバー募集を開始」(2019年12月)
https://www.ntt.com/about-us/press-releases/news/article/2019/1219.html
「TOEIC 960点超レベルの高精度AI翻訳プラットフォームサービス「COTOHA(R) Translator」に多言語対応、および契約書・法務対応のオプションを追加」(2019年9月)
https://www.ntt.com/about-us/press-releases/news/article/2019/0927.html

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プレスリリース提供元:@Press
図2