心臓ポンプ装置の市場規模、2026年には55億米ドルに達すると予測

株式会社グローバルインフォメーションは、市場調査レポート「心臓ポンプデバイスの世界市場 (~2026年):製品 (補助人工心臓 ((LVAD・RVAD・BiVAD・pVAD)・大動脈内バルーンポンプ・TAH)・タイプ (体外式・埋め込み型)・治療法 (BTT・BTC・DT)・地域別」(MarketsandMarkets)の販売を7月20日より開始いたしました。

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心臓ポンプ装置の市場規模は、2021年の21億米ドルからCAGR21.6%で成長し、2026年には55億米ドルに達すると予測されています。心不全治療に関する研究への投資、資金、助成金の増加、心血管疾患の有病率の上昇、心臓移植までの長い待機期間、心臓ポンプ装置への有利な償還、肥満の増加などが、今後の市場の成長機会を提供すると期待されています。

COVID-19による心臓ポンプ装置市場への影響

COVID-19が世界的に流行した後、医療分野では大きな変化がありました。心臓治療の分野では、ウイルスにさらされるリスクを下げるために、選択的手術の延期が決定されました。英国では、COVID-19が医療システムに与える負担を考慮して、集中治療のリソースを再配分し、選択的な心臓手術は延期されました。

2020年2月21日から3月31日までイタリアの8つの病院で行われた調査では、ロックダウン中に心不全の入院が大幅に減少したことが明らかになりました。実際、COVID-19のロックダウン中に心不全の患者が医療機関を受診せずに自宅で死亡していたケースもあったようです。心不全に関する入院が減少したことで、2020年の心臓ポンプ装置の市場は激減しました。同様に、この市場で事業を展開しているプレイヤーの収益も、COVID-19の発生により減少しています。また、FDAは、右心不全や肺塞栓症(PE)などの除細動を有するCOVID患者の治療のために、心臓補助器具を製造する企業に緊急使用許可(EUA)を与えました。

牽引要因:心臓移植手術までの長い待機期間

ここ数年、心血管疾患や心不全の発生率の上昇に伴い、心臓移植の需要が大幅に増加しています。しかし、既存の需要を満たすのに十分な移植用心臓が入手できないため、世界的な不足の危機に陥っています。Health Resources and Services Administration(米国)が管理する全国データベースによると、2018年3月時点で、心臓移植待機者は約3980人となっています。また、国レベルでも、待機中の患者数に大きな差が見られます。例えば、オーストラリアでは、2020年の時点で、約1650人の心臓移植待機者に対し、ドナーは463人しかいませんでした。また、移植待機中の患者は増加しただけでなく、待機中に死亡する患者数も増えています。LVADは、進行した心不全を管理するための重要なツールとなっており、移植への橋渡し(BTT)やデスティネーションセラピー(DT)として使用されています。臓器不足に加え、末期の心不全患者の増加と機械的循環補助(MCS)の技術的進歩により、これらの患者に使用されるMCS機器の需要が高まっています。2009年から2016年の間に、レシピエントの43%が、何らかのMCS、LVAD、RVAD、TAH、ECMOで命をつなぎました。2007年から2017年の間に、米国では成人の心臓移植患者の50%がVADを植え付けられました。これらのデバイスは、心臓移植を待つ間、患者に必要なサポートを提供し、また、心臓移植の候補ではない患者にとっては恒久的なソリューションとして機能します。このように、ドナーとなる心臓の需要と供給の間には大きな隔たりがあるため、今後、心臓ポンプ装置市場の成長を支えるものと考えられます。

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