Cloudflare、顧客がセキュリティデータを最大限に活用できるよう Microsoft、Splunk、Datadog、Sumo Logic と提携

アナリティクスパートナーとの新たな提携により、顧客のセキュリティおよびパフォーマンス上の課題を数クリックで解決可能に

セキュリティ、パフォーマンス、信頼性を備えたより高度なインターネットの構築を支援するCloudflare(クラウドフレア)は本日、Microsoft Azure Sentinel、Splunk (R)、Datadog、およびSumo Logicとの新たな提携を発表しました。これにより、顧客となる企業はインフラストラクチャ全体の主要なインサイトを簡単に接続・分析できるようになります。さらに、企業はCloudflareからセキュリティインサイトを任意の分析プラットフォームに直接取り入れ、テクノロジースタック全体の環境下で容易に分析できるようになります。カスタムインテグレーションを構築するために余分なコストや複雑な手順は一切不要です。

画像

Cloudflareの共同創設者兼最高経営責任者(CEO)であるマシュー・プリンス(Matthew Prince)は、「企業のCISO(最高情報セキュリティ責任者)たちは、セキュリティチームに対して、インフラストラクチャ内のさまざまなアプリケーションやツールからインサイトを得るためだけに、役に立たない上にコストのかかる統合を構築するのではなく、セキュリティに集中することを望んでいます。私たちは、今回発表したトップアナリティクスプラットフォームと連携することによって、そのプロセスをより高速、簡単、安価にし、顧客に付加価値をもたらすことを実現しました。これによって、私たちは企業のセキュリティチームに対して、Cloudflare以外の部分も含めたスタック全体の可視性とセキュリティを強化するために必要なツールを提供できるようになります」と述べています。

今日のセキュリティ環境において、CISOは、脅威の防止、検出、軽減に関する重要な決定を下すために、データインサイトを活用しています。多くの企業は、自社のセキュリティデータを最大限に活用するため、そのデータを、全体的なテクノロジースタック内の他のアプリケーションから受け取ったインサイトに関連付けて検証したいと考えています。そのため、セキュリティチームは、コストと時間がかかる上に壊れやすい分析プラットフォームとの統合を構築・維持しなければなりませんでした。

今回の提携・統合によって、セキュリティチームは、Cloudflare Logsが提供する貴重なインサイトをスタック全体に拡張できるようになりました。Cloudflareのセキュリティログは、数回のクリックでAzure Sentinel、Datadog、Splunk、Sumo Logicに直接取り込むことができます。その結果、セキュリティチームはCloudflareのインサイトを、より広範なインフラストラクチャを参照しながら確認できます。たとえば、現在、SQLインジェクション攻撃が検出された顧客にはアラートが送信され、CloudflareのWebアプリケーションファイアウォールは、攻撃者のIPアドレスから送信されている他のトラフィックを直接ブロックすることが可能です。よって、分析プラットフォームとの統合により、企業はCloudflareだけでなく、すべてのアプリケーションとインフラストラクチャにわたって、そのIPアドレスからの過去のアクティビティをすべて確認することも可能になります。

今回の統合により、Cloudflareで次の機能がご利用いただけます。

新しいデータセットからインサイトを獲得

ファイアウォールイベントやネットワークエラーログなどの新しいデータセットにCloudflareログを導入することで、ネットワーク全体のセキュリティの脅威とパフォーマンスの機会を特定できる機能を提供します。

任意のストレージ先に対応し、場所を選ばずにログを記録

Cloudflareはこれまで、ストレージ先としてAWS、Azure、Google Cloudに対応してきましたが、今後は業界標準のS3互換APIを使用し、Backblaze、DigitalOceanなどにも広がります。

新しいユーザーインターフェイス(UI)でデータを簡単に視覚化

新しいデータセットやストレージ先が増えたため、Logs UIをゼロから再設計しました。新しいデザインでは、セットアップがより直感的になり、ユーザーが迅速かつ簡単に利用可能で、ユーザーエクスペリエンスもシンプルになりました。

National Oilwell Varco(NOV)の最高情報セキュリティ責任者John McLeod氏は、次のように述べています。
「Splunkのおかげで、さまざまな異常や発生確率が高いインシデントに対してアラートが発せられるので、ネットワークとアプリケーションを監視できます。最も価値のあるデータソースのひとつがネットワーク攻撃とアプリケーション攻撃を可視化してくれるCloudflareです。今回の統合により、Cloudflare LogsをSplunkに取り込むことが容易になり、セキュリティチームの時間とコストを節約できます」

Splunkのプロダクトマネジメントならびにセキュリティ担当副社長Jane Wong氏は、次のように述べています。
「現在の企業は、クラウドへ移行する旅の途中でデジタルトランスフォーメーションを行っている状態です。当社の顧客のほとんどは、複数のクラウドにサービスをデプロイし、オンプレミスのレガシーシステムを持っています。Splunkはこれらすべてを可視化します。さらに重要なのは、SOARを使用することで、修復を自動化できる点です。私たちは今回のCloudflareとの提携にたいへん興奮しており、彼らのデータをSplunkに追加することで、ユーザーのセキュリティ運用の最新化に貢献します」

MicrosoftのAzure SentinelパートナーグループプログラムマネージャーSarah Fender氏は、次のように述べています。
「エンタープライズIT環境におけるセキュリティの確保は、その範囲がデバイス、ユーザー、アプリケーション、オンプレミスまたはクラウドのデータセンターまで多岐にわたり、ときに困難です。また、ますますサイバー攻撃が高度化する現況において、弊社の顧客は、エンタープライズ向け機能の総合的な観点からMicrosoft Azure Sentinelに信頼を置いています。Azure Sentinelを活用することで、SecOpsチームはクラウド規模でデータを収集し、AIとMLを使用してこれらのシグナル内に含まれる実際の脅威を検出し、誤検出のアラートを最大90%削減できます。Cloudflare Logsと直接統合することで、お客様がスタック全体にわたって完全な可視性をより簡単かつ迅速に取得できるようになります」

Sumo Logicのビジネス開発担当副社長John Coyle氏は、次のように述べています。
「当社は、長年にわたってCloudflareのパートナーとして、共通の顧客がWebサイトやアプリケーションのイベント、トレンドを分析し、デジタルエクスペリエンスを改善するためにエンドツーエンドで可視化を図れるように連携してきました。今回、Cloudflareの分析エコシステムの一員としてパートナーシップを拡大し、クラウドSIEMソリューションを使用して、ミッションクリティカルなアプリケーションおよびサービスの視覚化・セキュリティの両方で、包括的でリアルタイムなインサイトを提供できることは、当社にとっても喜ばしいことです」

Datadogの製品担当シニアディレクターMichael Gerstenhaber氏は、次のように述べています。
「優れたデジタルエクスペリエンスを確保するには、アプリケーションがデータセンター内に留まらず、現実世界でも機能するということを知ることが肝心です。Cloudflare Logsと、アプリケーションのパフォーマンスに関するDatadogテレメトリを組み合わせてひとつにすることで、チームはアプリケーション提供の全体像を把握することが可能になります」

Backblazeの共同創設者兼ソリューションエンジニアリングおよびセールス担当副社長Nilay Patel氏は、次のように述べています。
「Cloudflareとのパートナーシップにより、お客様に簡単なプラグ&プレイのストレージ・ソリューションであるBackblaze B2 Cloud Storageをシームレスに提供できることをいつもながらたいへん嬉しく思っています。さらに素晴らしいことに、帯域幅アライアンスの創設メンバーである当社は、これらすべてを無料で行うことが可能です」

本リリースに関する詳細に関しては、以下のリソースをご覧ください。

Introducing New Cloudflare Logs blog post
https://blog.cloudflare.com/logpush-ui-update

Cloudflare Logs
https://www.cloudflare.com/ja-jp/products/cloudflare-logs/

Cloudflareについて
Cloudflare, Inc.( https://www.cloudflare.com/ja-jp/ / @cloudflare)の使命は、より良いインターネットの構築をサポートすることです。Cloudflareのプラットフォームは、ハードウェアやソフトウェアの追加、コードの変更を行うことなく、あらゆるインターネットアプリケーションを保護、高速化します。Cloudflareにより、インターネットプロパティの全てのトラフィックがインテリジェントなグローバルネットワークを経由してルーティングされ、リクエストを受け取るたびにスマートになります。その結果、パフォーマンスが大幅に向上し、スパムその他の攻撃が減少します。Cloudflareは「アントレプレナー」誌のTop Company Cultures 2018、「Fast Company」誌の2019年版World’s Most Innovative Companiesに選出されました。カリフォルニア州サンフランシスコに本社を置き、テキサス州オースティン、イリノイ州シャンペーン、ワシントン州シアトル、ニューヨーク州ニューヨーク、カリフォルニア州サンノゼ、ワシントンDC、リスボン、ロンドン、ミュンヘン、北京、シンガポール、シドニー、東京に拠点を構えています。

将来予想に関する記述
本プレスリリースには、将来予想に関する記述(1933年米国証券法第27A条または1934年米国証券取引所法21E条(いずれもその後の改正を含む)に該当する)があり、重大なリスクおよび不確定要因を含んでいます。将来予想に関する記述は、「可能性があります」、「つもりです」、「はずです」、「見込まれます」、「可能性を探ります」、「する予定です」、「予想します」、「かもしれません」、「思っています」、「目標とします」、「見積ります」、「考えます」、「推測します」、「予測します」、「潜在的」、「引き続き」、またはその否定表現もしくはそのほかの同様の用語、あるいは期待、戦略、計画、または意向に関する表現により識別することができます。しかし、すべての将来予想に関する記述にこうした語句が含まれているわけではありません。本プレスリリースで明示または暗示されている将来予想に関する記述には、次を含みますが、これらに限定されません。Cloudflare Logsおよび当社のその他の製品およびテクノロジーと、Azure Sentinel、Splunk、Datadog、Sumo Logic、およびその他の当事者の製品とテクノロジーを統合することによるお客様のメリット。Cloudflare Logs、および当社のその他の製品とテクノロジー(Azure Sentinel、Splunk、Datadog、Sumo Logic、およびその他の当事者との統合を含む)、当社の技術開発、将来の運用、成長、イニシアチブ、または、当社のCEOや他の人による戦略、およびコメント。2021年5月7日に米国証券取引委員会(SEC)に提出されたフォーム10-Qに関する年次報告書およびSECに随時提出するほかの文書に含まれる(ただしこれらに限定されない)様々なリスク要因により、当社の実際の結果が、将来予想に関する記述にて明示または黙示した結果と大きく異なる可能性があります。
本プレスリリースに含まれる将来予想に関する記述は、記述がされている日付においての事象についてのみ言及しているものです。当社は、法律によって義務付けられている場合を除き、本プレスリリースの日付以降の事象や状況を反映するために、あるいは新しい情報や予期しない事象の発生を反映するために、将来予想に関する記述を更新する義務を負いません。当社は、将来予想に関する記述に提示されている計画、意図、または期待を実際に達成できない場合があります。当社の将来予想に関する記述には、過剰に依存すべきではありません。

(C) 2021 Cloudflare, Inc. All rights reserved. Cloudflare、Cloudflareのロゴ、およびCloudflare Logsは、米国およびその他の法域におけるCloudflare, Inc. の商標および/または登録商標です。本書に記載されているその他の商標および名称は、各社の商標である可能性があります。

リリース詳細
提供元: PR TIMES