Cloudflare、レガシーな企業ネットワークの代替手段となる「Magic WAN with Magic Firewall」を発表

企業ネットワークのあり方を再構築し、業務でのインターネット利用を高速、簡単、安全に

Cloudflareはレガシーな従来の企業型ネットワークの代替手段として「Magic WAN」を発表し、高速性、柔軟性、安全性とともに低コストを実現しました。

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セキュリティ、パフォーマンス、信頼性を備えたより高度なインターネットの構築を支援するCloudflare(クラウドフレア)は、本日、「Magic Firewall」を搭載した「Magic WAN」(以下、「Magic WAN with Magic Firewall」)と、自社のクラウドベースのNaaS(Network as a Service)ソリューションである「Cloudflare One」の一環として、主要なネットワークハードウェアおよびデータセンタープロバイダーとの新たな戦略的パートナーシップを発表しました。
Magic WAN with Magic Firewallは、あらゆる規模の企業(ユーザー)に対して、ハードウェアボックスに依存することなく、データ、デバイス、オフィス、クラウドネットワークなどを接続し、セキュリティを確保するためのワンストップショップを提供します。

Magic WANは、すべてのトラフィックソースをCloudflareのグローバルネットワークに接続するSaaSソリューションで、安全で高速な接続を実現します。また、Magic Firewallはそれらを統合し、トラフィック全体にセキュリティルールを適用します。
Magic WAN with Magic Firewallを使用することで、企業は、レガシーなMPLSアーキテクチャと比較するとわずかなコストでネットワークを高速化し、セキュリティを追加することができます。

Cloudflare共同創設者兼最高経営責任者(CEO)であるマシュー・プリンス(Matthew Prince)は、「企業ではMPLSのようなレガシーな接続テクノロジーを導入したり、維持したりするために多くのリソースをつぎ込んでいます。Magic WANは、Cloudflareのグローバルネットワークを活用することによって、セキュリティが組み込まれた、より確かで、高速で、費用対効果が各段に高い接続を提供します。また、大手SD-WANベンダーと提携することで、Magic WANがレガシーな接続ソリューションの代わりになることを保証します。現代の企業ネットワークには、最新のネットワーキング技術が必要ですが、Magic WANはまさにそれにふさわしいソリューションと言えます」と述べています。

多くの企業は、オフィス内の企業ネットワーク向けに構築されたレガシーなセキュリティおよび接続ソリューションに依存しています。従業員の働き方がますます多様化する現在、社員たちはVPNの速度が遅いことに不満を抱き、セキュリティチームは高価なソリューションの集合体を維持することに疲弊しています。さらに、このレガシーなアプローチは、重要なワークプレイスアプリの環境として、インターネットに依存する企業をサポートするようには設計されていません。本来、これらのワークプレイスアプリは、ハッカーによって悪用される一般的な攻撃ベクトルなのです。業務を遂行するためにインターネットに依存する企業が増えていることから、Cloudflare Oneはデバイス、アプリケーション、ネットワーク全体のパフォーマンスを保護および加速し、従業員が安全に接続できる環境を提供します。

IDC社のWWテレコム、仮想化、CDN部門のリサーチバイスプレジデントであるGhassan Abdo氏は、「クラウド環境の大きな普及と、テレワークへの移行により、インターネット、SaaS、IaaSトラフィックが増加し、MPLSなどのレガシーなネットワークアーキテクチャに負担がかかるようになっています。グローバル規模で統合されたエンタープライズネットワークセキュリティ機能、リモートユーザーに安全な直接接続を提供するWANアーキテクチャは、運用アジリティの向上と総所有コストの削減を目指す組織にとって鍵となります」と述べています。

Magic WANは、Cloudflare Oneスイートの一部として、データセンター、オフィス、デバイス、クラウドプロパティといったあらゆるトラフィックソースをCloudflareのグローバルネットワークに安全に接続します。それにより、パブリックとプライベートのルーティングポリシーを構成し、1つのSaaSソリューション内で必要な場所にトラフィックを提供します。Magic Firewallを使用することで、企業は1つの中央ダッシュボードからネットワークのセキュリティルールを定義し、場所に関係なく、従業員、オフィス、データの安全を守ることができます。Cloudflareは次の機能で企業(ユーザー)の安全を守ります。

すべてのオフィスとデータセンター、クラウド環境を接続

Magic WANは、オフィスやリモート環境に広がる接続およびセキュリティソリューションの集合体を単一のクラウドネットワークに置き換えます。

1つのシンプルなユーザーインターフェイスで、すべてのトラフィックを保護

Magic Firewallを使用すると、ネットワーク全体のセキュリティポリシーが、すべてエッジで、すべてサービスとして一元管理できるようになります。Magic Firewallは、ネットワークに出入りできるデータをきめ細かく制御できます。

パフォーマンスを保つと同時に企業ネットワークのセキュリティを確保

Cloudflareは、ハブアンドスポークアーキテクチャにおける概念的なハブとして機能しますが、ハブは当社のグローバルエッジネットワークです。つまり、一元化されたアプライアンスと関連するパフォーマンスのボトルネックへのバックホールはありません。

ハードウェアとキャリアを自由に選択可能

Cloudflareではキャリアやハードウェアに制限がありません。企業は、Cloudflareに接続するために、今使用しているハードウェアとパートナーを制限なく使用でき、当社のグローバルネットワークで可能になる、回復力というメリットを得ることができるのです。

パリ交通公団・RATPのHead of Portals & ServicesであるEnguerrand Gave氏は、「Cloudflareは世界で最も相互接続されたネットワークの一つを構築しました。また、単一の管理プレーンを使用して管理できるCloudflareのグローバルIPネットワーク上に、DDoS攻撃対策、トラフィックアクセラレーション、ネットワークファイアウォール、ゼロトラスト機能を統合することは、おそらく過去数十年のエンタープライズネットワーク技術における最大の飛躍であることは間違いありません」と述べています。

Flightradar24のインフラストラクチャ担当ヘッドであるSander Peterson氏は、「当社のネットワークチームはMagic WANに大変注目しています。Cloudflareは、ネットワークチームが複雑なエッジ環境やマルチクラウド環境をより効率的に管理するのに役立つグローバルなサービスとしてのネットワークプラットフォームを構築しました。本社、データセンター、支社、エンドユーザーの場所にかかわらず、内蔵型セキュリティと高速ルーティング機能を備えた単一のグローバルWANを運用することは、WANテクノロジーにおける画期的な変革です」と述べています。

Cloudflareパートナー
現在、多くの組織がすでに、オフィス、データセンター、または仮想アプライアンスを使用してパブリッククラウドからトラフィックをルーティングまたはトンネルするために、SD-WANアプライアンスを所有しています。Cloudflareは、VMwareやArubaなどの大手ネットワークオンランププロバイダーのほか、Digital Realty、CoreSite、EdgeConneXなどのデータセンタープロバイダー各社と提携し、企業がクラウドに移行するあらゆる段階で、既存のハードウェアを使用してネットワークをクラウドに移行できるよう支援しています。

VMwareの製品(SD-WANおよびSASE事業)担当バイスプレジデントであるMark Vondemkamp氏は、「VMware SD-WANは、WANを仮想化して、基盤となるハードウェアからネットワークサービスを切り離し、すべての企業に俊敏性とパフォーマンスを提供します。また、VMware SASE(セキュアアクセスサービスエッジ)プラットフォームの基盤コンポーネントでもあります。VMwareとCloudflareは、企業(ユーザー)にとって費用対効果の高い、ターンキー式でより安全なグローバルWANを提供するというビジョンを共有しています」と述べています。

Aruba社WANテクノロジーアライアンス担当ヘッドであるFraser Street氏は、「ヒューレット・パッカード・エンタープライズの傘下であるArubaは、Cloudflareとのコラボレーションを喜ばしく思っています。この連携により、当社の顧客が簡単にAruba EdgeConnect SD-WANプラットフォームを展開できるソリューションを開発できるようになることでしょう。このプラットフォームは、Silver Peakとともに取得したもので、Cloudflare Magic WANおよびMagic Firewallへのエンタープライズ接続の入り口となります。この新しいソリューションは、Aruba EdgeConnectプラットフォームのクラス最高の先進的なクラウド接続およびセキュリティサービスとの統合を基盤としており、Cloudfareのグローバルネットワークを活用してクラウドワークロードを保護し、高速化できます」と述べています。

Digital Realtyの最高技術責任者(CTO)であるChris Sharp氏は、「Cloudflare OneとPlatformDigital(R)を組み合わせることで、企業(ユーザー)が進めるデジタルトランスフォーメーションの潤滑油となり、データの重要性と正面から取り組むための新たな機会を切り拓きます。当社の業界マニフェストには、業界と協力して複数の相互接続プラットフォームを組み込む新しいネイティブな能力を構築するためのロードマップが略述されています。Cloudflareとの本日の発表は、そのビジョンを実行するための重要な一歩となります。Cloudflareのデータローカライゼーション、コンプライアンス、セキュリティなどの問題に対処するソリューションは、Digital Realtyの広範なデータセンターアーキテクチャPDX™ アプローチと密接に連携し、グローバルプラットフォーム上の豊富なコネクテッドデータコミュニティにさらなる価値を付加します」と述べています。

CoreSite社セールス、シニアバイスプレジデントであるMaile Kaiser氏は、「CoreSiteとCloudflareのコラボレーションにより、最新のハイブリッドアプリケーションをサポートするという、最も厳しいパフォーマンスとコンプライアンス要件を満たすために必要な高速ダイレクトファイバ相互接続と強化されたセキュリティが、企業(ユーザー)に提供されます。当社のネットワークに比重を置いたクラウド対応ロサンゼルス・デンバー間のデータセンターキャンパス内にCloudflare Network Interconnectサービスを取り入れられることを楽しみにしています」と述べています。

Cloudflare Oneの次のアプローチについて詳しくは、以下のリソースをご覧ください。

Magic WAN with Magic Firewall ブログ

https://blog.cloudflare.com/magic-wan-firewall/

Network On-ramp Partners ブログ

https://blog.cloudflare.com/network-onramp-partnerships/

セキュリティウィークCloudflare Security Week ハブ

https://www.cloudflare.com/security-week/

Cloudflare One のご紹介

https://www.cloudflare.com/cloudflare-one/

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Cloudflareについて
Cloudflare, Inc.( https://www.cloudflare.com/ / @cloudflare )の使命は、より良いインターネットの構築をサポートすることです。Cloudflareのプラットフォームは、ハードウェアやソフトウェアの追加、コードの変更を行うことなく、あらゆるインターネットアプリケーションを保護、高速化します。Cloudflareにより、インターネットプロパティの全てのトラフィックがインテリジェントなグローバルネットワークを経由してルーティングされ、リクエストを受け取るたびにスマートになります。その結果、パフォーマンスが大幅に向上し、スパムその他の攻撃が減少します。Cloudflareは「アントレプレナー」誌のTop Company Cultures 2018、「Fast Company」誌の2019年版World’s Most Innovative Companiesに選出されました。カリフォルニア州サンフランシスコに本社を置き、テキサス州オースティン、イリノイ州シャンペーン、ワシントン州シアトル、ニューヨーク州ニューヨーク、カリフォルニア州サンノゼ、ワシントンDC、リスボン、ロンドン、ミュンヘン、北京、シンガポール、シドニー、東京に拠点を構えています。

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提供元: PR TIMES