エンバカデロ、RAD Studio 10.4 Sydneyを提供開始 4K対応のモダンUI開発やLLDBベースの新しいデバッガ搭載など新機能追加

エンバカデロ・テクノロジーズ(本社:米国テキサス州オースティン、日本法人:東京都文京区、日本法人代表:藤井 等)は、クロスプラットフォームネイティブアプリの統合開発環境「RAD Studio / Delphi / C++Builder」のメジャーバージョン「RAD Studio 10.4 Sydney」を5月28日(木)から提供開始します。

■RAD Studio 10.4の新機能
○4K・High DPIに対応したモダンWindowsアプリケーション開発をサポート
ドラッグ&ドロップで開発するビジュアル開発が特徴のDelphi / C++Builderにおいて、4KやHigh DPIの画面に対応したモダンなUIコンポーネントをサポートしました。VCLフォーム上のUIコンポーネントは、モニターの解像度に合わせて自動的にサイズ調整されます。
また、新しく追加されたVCLコンポーネント『Edge Browserコントロール』により、ChromiumベースのMicrosoft Edge WebView2を通じてWebブラウザー機能をネイティブVCLアプリケーションに組み込むことができます。

○Windows、macOS、iOS、Android、Linux向けマルチデバイス開発機能を強化
Metal APIをサポートしたことで、macOSおよびiOS向けアプリケーションにおいて、オーバーヘッドの小さい高速でパフォーマンスの高い画面描画が可能になったほか、各プラットフォームの最新バージョンに対応しました。
また、GTK+を用いたLinux GUIアプリケーション構築機能をIDEに完全統合(前バージョンまではアドオンで対応)し、効率的にLinux向け開発を実現できます(Delphiのみ)。

○Delphi / C++Builder 共にコード補完の高速化やライブラリ拡充、デバッガの強化による生産性向上
Delphi向けには、コード入力支援機能『Code Insight』に、言語サーバープロトコルを実装することで、IDEをブロックせず、コード補完、ナビゲーションなどコード入力支援に関する処理を別プロセスで高速に提供できます。10.4では、数百万行のコードからなる大規模プロジェクトでも瞬時に入力支援できます。
C++Builder向けには、すでにサポートされているBoost、Eigenなどに加え、ZeroMQ、SDL2、SOCI、libSIMDpp、Nematodeなどの人気のC++ライブラリをC++Builder向けに移植し最適化しましたほか、Windowsでは業界初となるLLDBベースのWin 64向けデバッガを新たに搭載し、複雑なデータ型のデバッグに対応しました。

その他新機能については、下記のページをご覧ください。
URL: https://www.embarcadero.com/jp/products/rad-studio/whats-new-in-10-4-sydney

■製品ラインナップ
RAD Studio 10.4は、Delphi / C++の2つの言語を利用できます。単一言語のみを利用できるDelphi 10.4、C++Builder 10.4も販売します。また、いずれの製品も、目的別に複数のエディションが用意されています。製品ラインナップ並びに価格については、ホームページをご覧ください。
https://www.embarcadero.com/jp/

■提供方法
RAD Studio / Delphi / C++Builder 10.4は、本日から流通代理店各社にて販売開始します。また、以下のオンラインショップにて2020年6月1日より、6月25日までの期間限定で、全エディション10% OFFの特別価格で最新バージョンを購入できる「RAD Studio 10.4発売記念キャンペーン」を実施します。

・翔泳社 SEshop : https://www.seshop.com/special/embarcadero
・RS-BIC eshop : http://eshop.ryobi.co.jp/shopbrand/EMBT/
・ComponentSource: https://www.componentsource.co.jp/brand/embarcadero

アップデートサブスクリプション(年間保守)を契約するユーザーは10.4をダウンロードにてアップデート可能です。

■10.4アカデミックライセンス
学生向けにRAD Studioのフル機能を1年間利用いただける新しいアカデミックライセンスを、15,000円(税別)にて提供します。

■RAD Studioについて
RAD Studioは、クラウドサービスや主要なデータベース、広範なIoTデバイスとの接続性を提供するクロスプラットフォームネイティブアプリケーションの統合開発環境です。Windows 10対応のアプリケーション構築をサポートするVCLコントロール、Windows、Mac、モバイル向けクロス開発を可能にするFireMonkeyフレームワークが、コンポーネントによるビジュアル開発を実現。アプリケーションパフォーマンスを犠牲にすることなく、単一コードからマルチプラットフォームサポートが可能になります。

【エンバカデロ・テクノロジーズについて】
1993年にデータベースツールベンダーとして設立され、2008年にボーランドの開発ツール部門『CodeGear』と合併したエンバカデロ・テクノロジーズは、アプリケーション開発者とデータベース技術者が多様な環境でソフトウェアアプリケーションを設計、構築、実行するためのツールを提供する最大規模の独立系ツールベンダーです。2015年10月には、独立系ツールベンダーであるアイデラの傘下となり、2017年8月には、WebアプリケーションプラットフォームであるSenchaを買収し、さらなる技術革新と製品/サービスの品質向上に努めています。
米国企業の総収入ランキング『Fortune 100』のうち90以上の企業と、世界で300万以上のユーザーが、エンバカデロのRAD Studio、Delphi、C++Builder、Senchaといったアプリケーション開発ツールやデータベースツールを採用し、生産性の向上と革新的なソフトウェア開発を実現しています。
コーポレートサイト: https://www.embarcadero.com/jp/

<一般の方からのお問い合わせ先>
エンバカデロ・テクノロジーズ
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