味の素株式会社とアクセンチュア株式会社、味の素(株)のオペレーション業務変革を目的とした合弁会社設立に合意

先進技術の活用で、業務の高度化・効率化を推進

味の素株式会社(社長:西井孝明 本社:東京都中央区 以下「味の素(株)」)とアクセンチュア株式会社(社長:江川昌史 本社:東京都港区 以下「アクセンチュア」)は、味の素(株)のコーポレート組織(人事、総務、広報、調達など)が持つオペレーション業務を集約し、一貫して担う合弁会社の設立に合意し、11月6日に合弁事業契約を締結しました。合弁会社は2020年4月に設立され、出資比率は味の素(株)67%、アクセンチュア33%です。

デジタル技術の進展により、業務の質や生産性が飛躍的に向上している昨今、味の素(株)では、一層の経営基盤の強化に向け、事業活動のみならずコーポレート組織のオペレーション業務についても、これまで培ってきた経験やスキルに加え、先進技術を導入した業務改革の必要性が高まっています。

新会社では、アクセンチュアが有する消費財業界におけるデジタル変革の知見、および、BPS(ビジネス・プロセス・サービス)※1の提供実績を活かし、RPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)※2、アナリティクス※3、人工知能(AI)をはじめとするデジタル技術の活用やBPR(ビジネス・プロセス・リエンジニアリング)※4によって、業務プロセスの全体最適化を図り、抜本的な業務の高度化・効率化を進めます。さらに、こうした取り組みを通じ、オペレーション業務の専門性向上や付加価値創出に向けた人財の育成をより一層強化します。

このたび、両社は戦略的パートナーシップを組むことにより、味の素(株)単独では実現できない革新的な業務改革を実現しうると同時に、一層付加価値の高いプロフェッショナル人財の育成を実現できると判断し、合弁事業契約の締結に至りました。これにより味の素(株)は、「確かなグローバル・スペシャリティ・カンパニー」に向けた経営基盤強化を着実に推進していきます。

味の素株式会社 代表取締役 専務執行役員 栃尾雅也は、次のように述べています。「当社が目指す確かなグローバル・スペシャリティ・カンパニーの実現に向け、事業領域の重点化と強固なスペシャリティの確立によりサステナブルな成長を果たすと共に、業務の生産性向上を推進します。先端手法で業務改革に長けるアクセンチュアとのアライアンスにより、味の素グループの共通サービス機能を担う新会社を発足し、市場競争力のあるサービスと高いレベルの人財育成を目指します。これらの実現により、顧客価値創出を一層推進できる構造に転換していきます。」

アクセンチュア株式会社 代表取締役社長 江川昌史は次のように述べています。「企業が、生産性向上や新たな価値の創出などによって着実に変革を続けていくためには、外部パートナーとの相互連携を図りながら、あらゆる業務にデジタルを組み込むことが不可欠です。新会社が味の素グループの成長基盤となるよう、アクセンチュアは国内外で培ったデジタル変革の実績や知見、グローバルレベルで工業化された業務運用チームの知見を最大限に活かすことで、味の素(株)の戦略的パートナーとして邁進していきます。」

<新会社の概要>
(1)会社名:味の素デジタルビジネスパートナー株式会社
  (英文名:Ajinomoto Digital Business Partners Co., Inc.)
(2)所在地:東京都中央区八丁堀二丁目9-1
(3)設立時期:2020年4月
(4)代表者:代表取締役社長 吉宮 由真(2020年4月就任予定)
  (現職:株式会社味の素コミュニケーションズ 代表取締役社長)
(5)従業員数:約300名(予定)
(6)事業内容:味の素グループ各社へのサービス提供
(7)出資比率:味の素(株) 67% アクセンチュア 33%

※1 BPS
ビジネス・プロセス・サービス。従来型の業務アウトソーシング(BPO)を超え、業務受託期間中の業務改革の実施を組み込んだサービス。RPAやAIなど、オートメーションを加速する先端技術を活用して、お客様のパフォーマンスや価値の向上を実現するアクセンチュアのサービスのこと。

※2 RPA
ロボティック・プロセス・オートメーション。ソフトウェアロボットによる業務プロセス自動化の取り組みのこと。

※3 アナリティクス
さまざまな分析手法やアルゴリズムを用いて示唆を抽出し、ビジネスの高度化・価値向上に寄与する取り組みのこと。

※4 BPR
ビジネス・プロセス・リエンジニアリング。業務の在り方をゼロベースで見直し、プロセスを抜本から設計しなおす手法のこと。

味の素グループについて
味の素グループは、食とアミノ酸の分野で、先端バイオ・ファイン技術が先導する、確かなグローバル・スペシャリティ・カンパニーを目指しています。
私たちは、“Eat Well, Live Well.”をコーポレートメッセージに、アミノ酸が持つ可能性を科学的に追求することで、事業を通じて世界中の人々のウエルネスに貢献し、地域や社会とともに価値を創出することで、さらなる成長を実現してまいります。
味の素グループの2018年度の売上高は1兆1,274億円。世界35の国・地域を拠点に置き、商品を販売している国・地域は130以上にのぼります(2019年現在)。詳しくは、www.ajinomoto.comをご覧ください。

アクセンチュアについて
アクセンチュアは「ストラテジー」「コンサルティング」「デジタル」「テクノロジー」「オペレーションズ」の5つの領域で幅広いサービスとソリューションを提供する世界最大級の総合コンサルティング企業です。世界最大の規模を誇るデリバリーネットワークに裏打ちされた、40を超す業界とあらゆる業務に対応可能な豊富な経験と専門スキルなどの強みを生かし、ビジネスとテクノロジーを融合させて、お客様のハイパフォーマンスの実現と、持続可能な価値創出を支援しています。世界120カ国以上のお客様にサービスを提供する49万2,000人の社員が、イノベーションの創出と世界中の人々のより豊かな生活の実現に取り組んでいます。
アクセンチュアの詳細はwww.accenture.comを、アクセンチュア株式会社の詳細はwww.accenture.com/jpをご覧ください。

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提供元: PR TIMES