Armとシリコンパートナー各社、新たな「Mbed OS Partner Governance」モデルを通じてIoT開発でさらなる協業強化へ

Mbed OSの将来的なロードマップ策定をパートナー各社と共同推進

2019年10 月8 日、米国カリフォルニア州サンノゼ「Arm TechCon」発 –– 英Arm(本社:英国ケンブリッジ、日本法人:神奈川県横浜市、以下Arm)は本日、シリコンプロバイダー・パートナーからの要望に基づいた新たな協業モデルである「Mbed OS Partner Governance」を発表しました。このモデルを通じ、Armのシリコンパートナー各社はMbed OSの将来的な方向性の議論、策定に共同で参画できるようになります。同時にArmは、これまで提供してきたビジネス上の強力なリーダーシップや支援の体制を従来通り維持していきます。Mbed OSの将来的なロードマップの推進をパートナー各社と共同で取り組むことで、シンプルでセキュア、スケーラブルに導入可能なIoTの実現をともに目指していきます。

発表の概要:

Armのシリコンパートナー各社が、Mbed OSの将来的なロードマップの推進を担う
新登場の「Mbed OS Partner Governance」モデルには、Analog Devices、Cypress、Maxim Integrated、Nuvoton、NXP、ルネサス、Realtek、Samsung、Silicon Labs、u-bloxが参加
プロダクトワーキンググループを通じ、顧客ニーズに合わせたアップデートや新機能を提供

この30年近くの間、1,000社を超えるパートナー企業からなるArmのエコシステムはコラボレーションを重ねてきましたが、その原動力となったのが、1,500億個以上のチップ出荷実績の根幹を支える成功共有型のビジネスモデルです。こうした共同参加を促すとともに、開発という作業を、息をするようにシンプルな行為にするという意味で、Armのエコシステムは空気にも例えられています(*1)。
*1) https://www.arm.com/company/news/2019/04/the-arm-ecosystem-more-than-just-an-ecosystem

モノのインターネット(IoT)の成功にはさまざまな業種の企業が全員参加で臨むことが必要(*2)であり、一企業が単独で成し遂げることは不可能なため、IoTの開発・導入における課題を解決するにあたり、Armのエコシステムモデルの有用性は、かつてないほど高まっています。Armのエコシステムモデルがこれまでに残した結果として、Armベースのチップを搭載したIoTデバイスについては、数百社のパートナーによる数十億個もの出荷実績があります。そして、開発者にとってIoTをシンプルなものにするため、Armはこの10年間、IoTデバイス向けの無償オープンソースOSであるMbed OS(*3)を中心に大規模なエコシステムを構築しており、この中には、42万5,000人以上のサードパーティ・ソフトウェア開発者や、150種類以上のMbed対応ボード/モジュールが含まれています。
*2) https://www.arm.com/company/news/2018/10/pelion-iot-platform-ecosystem-announcement
*3) https://www.mbed.com/en/platform/mbed-os/

Mbed OSの未来をともに形成
数百個から数十億個、最終的には1兆個のコネクテッドデバイスへと市場が拡大する中、Armのエコシスムモデルは、パートナー各社がコラボレーションと差別化を持続できて初めて成功を収めることができます。こうした状況を受けて、Armは本日、シリコンプロバイダー・パートナーからの直接的なフィードバックに基づく、新たな「Mbed OS Partner Governance」モデルを発表しました。これは、ArmのIoTエコシステムのイノベーションと差別化の発展に向けた重要な一歩です。このモデルを通じ、Armのシリコンパートナー各社はMbed OSの将来的な方向性の議論、策定に共同で参画できるようになります。同時にArmは、これまで提供してきたビジネス上の強力なリーダーシップと支援の体制を従来通り維持していきます。

Mbed OSは誕生以来これまでオープンソースのOSでしたが、そのガバナンスを変更することで、シリコンパートナー各社は、1兆個のコネクテッドデバイスへの拡大に不可欠な要素として、将来的な開発プロセスにも直接的な影響及ぼしつつ、新たな機能、特長、機能性の開発に向けた取り組みを強化することができます。これを実現する新たなメカニズムの1つが、毎月開催される「プロダクトワーキンググループ」会議です。そこでは、シリコンパートナー各社とともに、Mbed OSに追加される新機能の優先順位の決定と投票を行います。会議には、「Mbed Silicon Partner Program」のメンバーであれば誰でも無償で参加できます。本ワーキンググループには、Analog Devices、Cypress、Maxim Integrated、Nuvoton、NXP、ルネサス、Realtek、Samsung、Silicon Labs、u-bloxなど、複数のシリコンパーナーがすでに積極的に参画しています。

パートナー・ガバナンスに対する独自のアプローチ
製品への新たな機能の実装に際し、パートナーとのコラボレーションに基づくアプローチを提供するという点で、Armの新たなガバナンス・アプローチは独自のものとなっています。一方、IoT向け商用OSの大半は、単一のベンダーが開発を手掛けるケースが多く、ハードウェア・パートナー各社の貢献方法についての明確なモデルを欠いています。Mbed OSの「プロダクトワーキンググループ」会議の成果は最終的に、Armのより広範なIoTエコシステムに寄与するものです。例えば、パートナー各社からの最初の貢献に基づき、Armでは現在、これまでにない低消費電力のバッテリー最適化機能に取り組んでおり、現場で稼働するデバイスのバッテリーの長寿命化が期待されています。

Armは、Mbed OSの将来的な方向性の決定(*4)にパートナー各社と共同で取り組むことで、シンプルでセキュア、スケーラブルに導入可能なIoTの実現をともに目指していきます。
*4) https://os.mbed.com/blog/

パートナー企業からの賛同コメント
パートナー各社からのコメントは、次のリンク先(英文)をご参照ください。
https://www.arm.com/company/news/2019/10/new-mbed-os-partner-governance-model

Armについて
Armのテクノロジーは、コンピューティングとコネクティビティの革命の中心として、人々の暮らしや企業経営のあり方に変革を及ぼしています。そのエネルギー効率に優れた高度なプロセッサ設計は、1,500億個以上のチップを通してインテリジェントなコンピューティングを実現してきました。Armのテクノロジーは各種センサーからスマートフォン、スーパーコンピュータまで、さまざまな製品をセキュアにサポートしており、世界人口の70%以上に使用されています。さらに、このテクノロジーにIoTソフトウェアやデバイス管理プラットフォームを組み合わせ、顧客がコネクテッドデバイスからビジネス価値を生み出すことを可能にしています。Armは現在1,000社以上のテクノロジーパートナーとともに、チップからクラウドまで、演算が行われるあらゆる分野における設計、セキュリティ、管理を支える技術の最先端を担っています。

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提供元: PR TIMES