SNMPトラップ監視運用の効率化を実現するアプリケーション「Advanced Trap Receiver」の最新バージョン18.4を提供開始

~ REST APIを活用した「Redmine」「SHERPA」「警子ちゃん」との連係を強化 ~

株式会社アド・コム(Advanced Computer Support Co., Ltd.、本社:東京都中央区、代表取締役:高野 敏晴、URL:http://www.adcomltd.co.jp/)は、通信系キャリア、データセンター、オンプレミス運用企業、および金融・医療・研究・教育機関などを対象にした、SNMPトラップ監視運用の効率化を実現するアプリケーション「Advanced Trap Receiver」の最新バージョン18.4を2018年11月5日から提供開始します。

「Advanced Trap Receiver」の最新バージョン18.4では、新たにREST機能を追加し、さまざまなアプリケーションとの連係を強化します。今回のREST機能ではJSON、またはXMLタイプを指定し、POSTやPUTメソッドなどのREST APIを出力することができます。リクエストデータ(ボディ)は任意のデータ構造を登録することができ、SNMPトラップの基本情報や「Advanced Trap Receiver」で付加した深刻度やカテゴリなどの置換パラメータをオブジェクト値として利用することができます。これによりさまざまなアプリケーションに対応する自由度の高いREST連係を実現します。
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日本でも人気が高いオープンソースのプロジェクト管理ソフトウェア「Redmine」にSNMPトラップの情報をチケットとして登録する場合は、メールサーバーを利用(経由)してチケットの登録を行うことができますが、「Advanced Trap Receiver」のREST機能を利用すると、「Redmine」サーバーとダイレクトにチケットの登録を行うため、システム依存関係をシンプルに構成することができます。また今回のバージョンからSNMPトラップのMIBオブジェクト情報も置換パラメータとして利用できるため、チケットの説明フィールドにMIBオブジェクト情報(トラップの内容説明)を登録することもできます。

一般的なSNMPエージェントはステータス変更やイベント発生ごとにトラップ通知を行うものが多く見られますが、特定の条件下で周期的にトラップを連続通知するエージェントも存在します。このような場合、連続通知されるトラップを受信アプリケーション側がそのままトラップ通知単位に取扱うと、大量の重複イベントが生成され(「Redmine」と連係した場合は大量の重複チケットを登録)、運用管理における確認や処理判断が煩雑になり、対応の遅延や人的ミスによるサービス品質の低下を招くことが想定されます。「Advanced Trap Receiver」はこれらの解決手段として、ブラックリストや除外設定によるトラップの無効化、イベント非生成期間やイベントカウンタによる重複イベントの集約機能を用意しています。
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なお、「Advanced Trap Receiver」と「Redmine」とのREST連係によって、簡単にSNMPトラップのチケット登録機能を構築することができますが、「Redmine」をベースとしたインシデント管理機能の自動化を促進する「SHERPA-SM」(株式会社アデットバリューコンサルティング社製)との連係により、人手入力の手間削減(ワークフローの改善)やナレッジマネジメントによる効率化よって、さらなる障害対応における生産性の向上が図れます。

また、REST機能を利用して連係するアプリケーションはハードウエアベースにも対応します。さまざまなアプリケーションからのアラート通知を「光」と「音声メッセージ」で周囲に知らせ、注意喚起を促す「警子ちゃん」(株式会社アイエスエイ社製)との連係では、「Advanced Trap Receiver」の深刻度やカテゴリなどのイベント内容に基づいて、積層LEDの点灯色や音声メッセージを指定することができます(警子ちゃん4GX(DN-1500GX)シリーズの新ファームウエア(11月リリース版)で実装されたHTTPプロトコル・コマンド機能に対応)。

アド・コムでは、ITファシリティのコンサルティングをはじめ、最新技術を搭載したコンパクトで効率の高い空調機やUPSなどの販売、エンジニアリングサービスを提供し、企業や研究機関における安定したシステム運用を総合的に支援していきます。

「Advanced Trap Receiver」の商品説明やセミナー等を希望される場合はお気軽にお問い合わせ下さい。

◆ 発売開始:2018年11月5日より

「Advanced Trap Receiver」最新バージョン18.4の主な特長:

・パターン条件によるSNMPトラップの分類やフィルタリング *1
(ホスト名、IPアドレス、トラップOID、バインドデータに対応)
・トラップの基本情報に深刻度やカテゴリなどを付加したイベントを生成
・バインドデータを組合せたイベント名称の作成(日本語対応)
・イベント非生成期間、イベントカウンタによる重複イベントの集約
・メール通知、およびREST、シェルスクリプトによる連係
・トラップイベントの確認操作履歴を残す管理機能
・グラフィカルなレポート表示やランキング表示(CSVファイル出力対応)
・MIBオブジェクトの参照機能(MIBリファレンス)
・トラップのデータをさまざまなアプリケーションやスクリプトでシェア

*1 バインドデータは数式条件と文字列条件にも対応

◆「Advanced Trap Receiver」商品ページ

http://www.adcomltd.co.jp/appli/atr/

◆ 想定される主な導入先

・通信系キャリア
・データセンター
・オンプレミス運用企業
・金融、医療、研究、教育機関

◆ アプリケーション動作環境

・サーバーOS *2
CentOS(x86-64) 7 / Debian(amd64) 9 / Oracle Linux(x86-64) 7 / Red Hat Enterprise Linux(x86-64) 7 / Ubuntu(amd64) 16.04 LTS, 18.04 LTS

・クライアントWEBブラウザ *2 *3
Firefox 63 以上 / Google Chrome 70 以上 / Internet Explorer 11 / Microsoft Edge 44 以上 / Opera 56 以上 / Safari(macOS) 12 以上 / Safari(iOS) 12 以上 (QXGA以上)

・サポート言語
日本語(ja)、英語(en-US)

*2 弊社動作確認済みのバージョン
*3 WEBブラウザにFlash Player、Java、Silverlightなどのプラグインのインストールは不要

◆ 価格

スタンダードライセンス 194,400円~(詳細は別途お問い合わせください)。
トライアルを希望される場合は aips@adcomltd.co.jp までご連絡ください。
(試用期間最大3ヶ月)

◆ ソリューションパートナー、およびシステムデバイスパートナー(順不同)

株式会社アデットバリューコンサルティング http://www.sherpasuite.net/
TEL: 050-5212-3731(営業企画本部) e-mail: sales@addvc.co.jp

株式会社アイエスエイ http://www.isa-j.co.jp/
TEL: 03-3208-1563(営業部) e-mail: info@isa-j.co.jp

Zero Networks株式会社 http://www.zeronetworks.co.jp/
TEL: 03-5480-6221(営業部) e-mail: sales@zeronetworks.co.jp

中央電子株式会社 http://www.cec.co.jp/
TEL: 042-621-5531(プロダクトソリューション事業部)

◆ ニュースリリース画像一覧
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【会社概要】
社名: 株式会社アド・コム
設立: 1992(平成4)年1月
資本金: 2,025万円
代表取締役社長: 高野 敏晴
住所: 104-0033
東京都中央区新川1丁目22番11号(永代ビル)
ホームページ: http://www.adcomltd.co.jp/

お客様お問い合わせ先:
TEL: 03-5542-0251(PR担当)
e-mail: aips@adcomltd.co.jp
お問い合わせページ:https://www.adcomltd.co.jp/contact/

※文中の社名、商品名、機種名、各社の商標は登録商標です。
※株式会社アド・コムは本ニュースリリースの記載内容に技術的誤りや欠落、記載にあたっての誤りや漏れがあった場合でも何ら責任を負いません。
2018年11月

リリース詳細
提供元: PR TIMES