iCommonsとフリーカルチャーへの友好的提言

第2回iCommonsサミットが6月末にリオデジャネイロで開かれ、フリーカルチャー運動に関する多くの事実が確認された。最も刺激的な進展は、この運動への関与を自認する活動家および支持者の数とフリーライセンスにより配布されるコンテンツの数の両面において、我々が急速に成長しつつあることだ。しかし、今回のサミットでは、iCommonsが成長性および適法性を維持するために解決すべきいくつかの問題も強調された。本稿では、iCommonsコミュニティの活性化と結束を期待して友好的な提言を行いたい。

PC Garageでフリーソフトウェアのコミュニティを構築

2003年、Debianの熱烈な支持者4人が集まり、地域社会におけるフリーソフトウェアの利用を促進する非営利組織、Community Free Software Group(CFSG)を設立した。組織の発足以来、CFSGのメンバーは、地域の企業や個人から寄付されたハードウェアにDebian Linuxをインストールして実行する方法を近隣の若者たちが学ぶための支援を続けている。

イスラム諸国への浸透が進むFOSS

イスラム諸国におけるフリーおよびオープンソースソフトウェア(FOSS)の将来は、これらの国々における開発能力の育成などにかかっていると言えるだろう。FOSSの強みは、現地のニーズに則して非常に柔軟な対応が可能な点だ。またFOSSには、ソフトウェアの自由な配布が許可されている分だけ、競合するプロプライエタリ系製品よりも低コストで情報通信技術(ICT:information and communications technologies)を導入することができるというメリットもある。なお、Windows XPを搭載したコンピュータはユーザに悟られることなく日々Microsoftに向けて情報を流し続けていることが発覚したというレポートが最近報告されたが、そのような不安とは無縁なFOSSであれば、セキュリティ面でのアドバンテージを得ることもできる。また、他の国々やプロプライエタリ系ソフトウェアの販売元がイスラム諸国にボイコット広告の制裁などを課すこともあるが、FOSSならばそうした政治的ゴタゴタに巻き込まれることもない。

Google's Summer of Code: 2年目の展望

昨年、Google社はオープンソース/フリーソフトウェア開発に参加する世界各地の学生を支援するイベント「Summer of Code 2005」を開催し、各地の開発者コミュニティに大きな反響をもたらした。そして今年もSummer of Code 2006 がはじまり、世界各地の開発コミュニティと学生とが開発プロジェクトに取り組んでいる。ここでは、Summer of Codeの一年間の反響をふりかえるとともに、今年の日本での活動を紹介する。