フリーソフトウェアの理念にそぐわないiPhone SDKの利用規約

 先日AppleからiPhone用のソフトウェア開発キット(SDK:Software Development Kit)がリリースされたが、同SDKを用いたオープンソースソフトウェアの新規開発や移植を考えていたのであれば、そうした用途にそぐわない利用規約にはなはだ失望させられることになるだろう。特にフリーソフトウェア開発の妨げとなるのは、守秘義務契約の存在とコード署名に起因する問題である。

ウィルコム、モバイル通信端末「D4」、Windows VistaとAtom搭載で

 ウィルコム(喜久川政樹社長)は4月14日、シャープ製のモバイル通信端末「WILLCOM D4(ディーフォー)」を、6月中旬に発売すると発表した。インテルがモバイル端末向けに開発した「Centrino Atom プロセッサー・テクノロジー」を世界で初めて通信端末に搭載。OSには「Windows Vista Home Premium with Service Pack1」を採用した。さらに「Office Personal 2007 with PowerPoint」も搭載する。

SF.jp 今月のプロジェクト[0804]:mod_chxj

 OSDNが運営するオープンソース・プロジェクト支援サイトのSourceForge.JPでは、同サイトを開発拠点とするオープンソース・プロジェクトを毎月1つピックアップし、その開発者にインタビューする「今月のプロジェクト」というコーナーを設けている。今回は、 iモード用コンテンツを主要3キャリア対応コンテンツに自動変換するApacheモジュール「mod_chxj」を開発するkonn氏にお話を伺った。

日立とIBS Japanなど、スマートフォン向けIPSecクライアントソフトの販売で提携

 IBS Japan(望月成浩代表取締役)と日立製作所(古川一夫社長)、日立ビジネスソリューション(日立ビジネス、木村伊九夫社長)の3社は3月25日、スマートフォン向けIPSecクライアントソフト「DOVPN」の販売・サポートで提携すると発表した。販売・サポートだけではなく、スマートフォンのビジネス利用をテーマとしたセミナーの共催など、共同でセールス・マーケティングプロモーションも実施する。

Nokia:伸縮・折り曲げも可能な“ナノテク携帯”のコンセプトを披露

 フィンランドのNokiaは2月25日(現地時間)、英ケンブリッジ大学と共同で開発を進めている“未来の携帯電話”のコンセプト「Morph」を発表した。ナノ技術を応用して変形させたり、表面にセルフクリーニング機能を持たせられるという。コンセプトの各要素は、今後7年間で段階的に実用化を目指す。

KDDI研究所、ZigBee携帯電話が通勤ラッシュの電車内でも使える混雑回避技術

 KDDI研究所(秋葉重幸代表取締役所長)は2月25日、多数のユーザーが同じ場所で同時にZigBee(ジグ・ビー)携帯電話を利用しても安定して通信できる混雑回避技術の開発に成功したと発表した。ZigBeeとは、Bluetooth(ブルートゥース)に似た短距離無線通信規格。比較的低速だが省電力で6万5000を超える端末を1つのネットワークに接続できるという特徴がある。