Mac用FUSE

 FUSE(Filesystem in Userspace)はずいぶん前から、Linuxシステムに関する私のお気に入りの機能の一つだ。FUSEモジュールを利用すれば、Gmail、Flickrの写真、リモートのSSHサーバなど、あらゆる種類の革新的なリソースを直接的に自分のローカルマシンのファイルシステム内にマウントして、そのコンテンツを通常のファイルとまったく同じように利用することができる。そして今や同じことが、MacFUSEのおかげでMac OS X上でもできるようになっている。

次期Mac OS「Leopard」のベータ版、PirateBayトラッカー・サイトに流出――Appleは法的措置を検討?

 米国AppleがWWDC(Worldwide Developers Conference)2007の参加者に配った「Mac OS X 10.5(開発コード名:Leopard)」ベータ版が、ファイル共有プロトコル「BitTorrent」を使ったトレント検索サイト「PirateBay」にアップロードされ、同サイトのユーザーによってダウンロードされている。現時点でAppleのコメントは得られていないが、同社は以前、Mac OS Xのプレビュー版をBitTorrentネットワーク経由で公開した学生らを訴えている。

Mac対応仮想化ソフトの普及を促すApple──Windowsユーザーの関心を喚起し取り込みをねらう

 米国AppleのCEO、スティーブ・ジョブズ氏は、イベントの基調講演で自社の製品と技術を宣伝するのが常だ。6月11日の週に開催された同社の年次コンファレンス「Worldwide Developers Conference(WWDC)2007」での基調講演もその例外ではなく、同氏は「iPhone」、「Safari 3」、そして特に「Mac OS X 10.5」(開発コード名:Leopard)のアピールに努めた。

Leopardのデフォルト・ファイルシステムはZFS――SunCEO、Appleの“秘密”を事前リーク、一部ブロガーは「Mac OS X Serverのほうが先」と懐疑的

 米国Sun MicrosystemsのCEO、ジョナサン・シュワルツ氏は6月6日、Appleが今秋に出荷を予定している「Mac OS X 10.5」(開発コード名:Leopard)のデフォルト・ファイルシステムに、従来のHFS+(Hierarchical File System Plus)に代わってSolarisのZFS(Zettabyte File System)が採用されると語った。しかし、Appleの動向に詳しい一部のブロガーは、この情報に懐疑的な見方を示している。

NeoOfficeの最新リリース――バージョン2.1が公開

 新規にリリースされたNeoOffice 2.1のダウンロードページが公開された。NeoOfficeは、OpenOffice.orgをベースとして大幅な変更を施し、Mac OS X専用に仕立て上げられたアプリケーションスィートである。両者のバージョン番号を見比べてみれば分かるように、NeoOffice 2.1の母体となったのはOpenOffice.org 2.1であるが、NeoOfficeについてはルック&フィール的な変更よりもOS Xとの親和性の向上が果たされている点を特筆しておくべきであろう。

ネットジャパン、WineベースのMac OS X用Windows互換ソフトを発売

 ネットジャパン(本社:東京都千代田区)は、米CodeWeaversが開発したMac OS X用Windows互換ソフト「CrossOver Mac 6.0 英語版」を2007年3月26日発売する。価格はパッケージ版が1万1550円、ダウンロード版が8400円。5月には「CrossOver Mac 6.1 日本語版」を発売する予定で、英語版ユーザーは無償でアップデートできる。

Windows環境下でMacのAPIによるコーディングを可能にするCocotron

開発者Christopher Lloyd氏に映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』のことを尋ねても無駄である。この映画で天才科学者ドクに扮した俳優とは同姓同名の別人だからだ。この記事の主役であるLloyd氏がマッド・サイエンティストぶりを発揮した対象は、Macプラットフォームのアプリケーション・プログラミング・インタフェース(API)Cocoaであり、彼はその成果をオープンソースのCocotronプロジェクトを通じて公開している。Cocotronにより、開発者たちはMacのCocoaアプリケーションをWindows用にクロスコンパイルすることができ、ひいてはLinuxでもCocoaアプリの利用が可能になる。