LinuxWorld:MotorolaがLinuxフォンで得た教訓レポート

その携帯電話が鳴り出したのは、Mark VandenBrink氏によるプレゼンテーションの真っ最中であった。ところが同氏が携帯の持ち主を含めた聴衆に言ったのは、「構わないから携帯に出てください。私も電話中毒ですし、皆さんも遠慮しないで、携帯の電源は入れておいてください! 私は気にしないですから」という言葉であった。VandenBrink氏はMotorolaのモバイルデバイス用ソフトウェアの責任者であり、この時はLinuxWorldにおける火曜朝のアリーナにおいて、同社がLinux搭載モバイルデバイスで得た経験を基に、第1世代のLinuxフォンで学んだ教訓と、今後のプランに加えられる変更点の概要を説明している途中であった。

LinuxWorld:GPLv3は予定どおりにいくだろう -- Moglen

マサチューセッツ州ボストン — Software Freedom Law Center(SFLC)の会長で常任理事のEben Moglenは、LinuxWorld Conference & Expoで火曜日にBoF(birds of a feather)のプレゼンテーションを主催し、GNU General Public License(GPL)バージョン3の草稿プロセスの進捗状況について論議した。Moglenによると、「Vistaは遅れるし、Office 12も遅れるが、GPLバージョン3は予定どおりにいくだろう」

LinuxWorldのガバメント・デイ

X.orgの創立者であるLeon Shiman氏の主催によるガバメント・デイが、LinuxWorldで開催された。これはNovell、Red Hat、Trusted Computer Solutions、Microsoftをスポンサーとしたサブコンファレンスで、政府への影響力を持つ招待者限定の会合ではあったが、同フォーラムの目的は行政機関によるオープンソースおよびオープンスタンダードの採用に関する周辺問題をディスカッションする場を設けることであり、議題の中にはベンダの固定化に関する問題も取り上げられていた。なお同イベントに参加できた報道関係者は、私達だけである。