グーグルは2009年12月11日、Webブラウザ「Google Chrome」の機能拡張(Extensions)の開発者向け準公式コミュニティ「Chromium-Extensions-Japan」を開設した。各種APIの使い方や開発ノウハウなどについて、日本語で情報交換できる。
米Google、新たに「Speed Tracer」機能が加わった「Google Web ToolKit 2.0」をリリース
米Googleは12月8日、Ajaxアプリケーション開発ツール「Google Web Toolkit(GWT) 2.0」を発表した。性能分析ツール「Speed Tracer」が追加、アプリケーションの性能改善を支援する。
Google、ChromeのMac/Linux向けベータ版を公開
米Googleは12月8日、オープンソースのWebブラウザ「Google Chrome」のMac版とLinux版をベータチャネルで公開した。拡張機能もベータとなり、300以上の拡張を公開した。
米Wind River、商用版「Android」プラットフォームを発表
組み込みソフトウェアベンダーの米WindRiverは12月7日(米国時間)、「Wind River Platform for Android」を発表、提供を開始した。米Googleのオープンソースのモバイル向けOS「Android」の商用プラットフォームで、「Android SDK」と完全互換性を提供する。
Googleがオンラインワープロサービスを提供するAppJetを買収。Wave強化へ
米Googleがオンラインコラボレーションサービスを提供する米AppJetを買収した。AppJetが12月4日に明らかにしたもので、買収金額など詳細は公開されていない。Googleは開発中のリアルタイムコミュニケーションサービス「Google Wave」を強化する狙いのようだ。
米Google、独自DNSサーバーサービス「Google Public DNS」を開始
米Googleは12月3日、無料の独自DNS(Domain Name System)サーバーサービス「Google Public DNS」を開始したことを発表した。Webブラウジングの高速化とセキュリティの改善の2つのメリットを提供するという。
グーグル、Webとユーザーから学習する日本語入力IM「Google日本語入力」リリース
グーグルは2009年12月3日、Webから収集した辞書で予測変換を行う日本語インプットメソッド(IM)「Google日本語入力(ベータ)」を公開した。豊富な語彙を収録するとともに、高い変換精度を実現した。Windows版とMac OS版があり、無料でダウンロードして利用できる。
Google、「Google Gears」開発を減速しHTML 5にフォーカスへ
米Googleが「Google Gears」を減速する意向を示している。Gearsの技術の多くは次世代のHTML標準「HTML 5」に取り込まれており、プロジェクトの意義が薄れてきているようだ。
米Google、「Chrome Developer Tools」に性能分析機能を追加
米Googleは11月30日、Google Chromeに搭載されている開発ツール「Google Chrome Developer Tools」に「Heap Profiler」と「Timeline View」という、2つの新機能を追加したことを発表した。Webアプリケーションの性能分析に利用できるという。
米Dell、ネットブック「Mini 10v」向けにカスタマイズした「Chrome OS」を公開
米Dellの開発者は11月25日(米国時間)、米Googleが11月19日に公開したオープンソースのOS「Chrome OS」を自社ネットブック「Inspiron Mini 10v」向けにカスタマイズしたビルドを公開した。イメージファイルを専用サイトよりダウンロードできる。
米Googleが「Chrome」拡張ギャラリーの登録を開始、公開に一歩近づく
米Googleは11月23日(米国時間)、オープンソースのWebブラウザ「Google Chrome」で利用できる拡張機能の登録を開始したことを発表した。Chromeの拡張機能は現在開発者向けバージョンでのみ利用可能で、一般向け正式版では利用できないが、正式公開前に拡張機能ギャラリーを充実させておくことを狙っているようだ。
米Google、ブラウザベースのOS「Chrome OS」を公開
米Googleは11月19日(米国時間)、WebブラウザベースのOSプロジェクト「Google Chrome OS」のソースコードを公開した。プロジェクトページでコード、早期設計情報、実験的UIなどを公開し、開発者やコミュニティの参加を呼びかけている。
米Google、スクリプト言語とコンパイル言語の長所を兼ね備えた新プログラミング言語「Go」を公開
米Googleは11月10日(米国時間)、最新の実験的開発言語「Google Go」をオープンソースプロジェクトとして公開した。生産性が高く楽しいプログラミングの実現を目指すという。専用のWebサイトでソースファイル、コマンドドキュメンテーションなどを入手できる。
米Google、GmailやGoogle Docsの開発に用いたアプリ開発ツールを公開
米Googleは11月5日、Webアプリケーション開発ツール「Google Closure Tools」をオープンソースプロジェクトとして公開した。JavaScriptでリッチなWebアプリケーションを開発できるという。実験的な早期プロジェクトとして「Google Code Labs」でホスティングされている。
米Google、「Chrome 4」をベータチャネルで提供開始
米Googleは11月2日(米国時間)、WebKitベースのオープンソースWebブラウザ「Google Chrome 4.0.223.16」のベータ版を公開した。ブックマーク同期機能をデフォルトで搭載、ベータ専用ページよりダウンロードできる。対応OSはWindows Vista/XP SP2以上。
米Red Bend、「Chrome」の更新ファイル圧縮技術は特許侵害として米Googleを提訴
モバイルソフトウェア管理技術を提供する米Red Bend Softwareは10月26日(米国時間)、マサチューセッツ州地方裁判所に米Googleを相手取った特許訴訟の書類を提出した。GoogleがWebブラウザ「Chrome」に加えた更新圧縮技術は自社特許を侵害している、と主張している。
米Google、「Android 2.0」に向け最新SDKをリリース
米Googleは10月27日(米国時間)、オープンソース携帯電話向けOSの次期版「Android 2.0」の概要を公開するとともに、2.0向けのソフトウェア開発キット(SDK)を公開した。2.0では、データ同期、Bluetooth、HTML5対応などが特徴となる。
米Google、メモリストレスをテストする「Stressful Application Test」を公開
米Googleがオープンソースのハードウェアテスト「Stressful Application Test(stressapptest) 1.0.0」を公開した。メモリへのランダムなトラフィックを最大化させるテストツールで、Google社内でも利用しているという。
米Google、「Native Client」に対応する「Google Chrome」開発者向け最新版
米Googleは10月2日(米国時間)、自社Webブラウザ「Google Chrome」の開発者版(Dev channel)最新版「Chrome 4.0.220.1」を公開した。Webアプリケーション内でx86ネイティブコードを動かす「Native Client」に対応、拡張機能も改善している。
「Android」のオープン性で対立するGoogleと開発者
先週以来、米Googleのオープンソースのモバイルプラットフォーム「Android」を巡って、開発者とGoogleの間でちょっとした騒動が起きている。争点は、「Gmail」などAndroidと密に連携するGoogleアプリケーションがプロプライエタリなライセンスで提供されている点。9月27日、開発者らは完全にオープンなAndroidを目指し、「Open Android Alliance」を立ち上げた。