センドメール、Eメールの父Allman氏が、Eメールの来し方行く末について講演

 センドメール(小島國照社長)は、世界初のインターネットメールプログラム「sendmail」の開発25周年を記念して、「Eメールの生みの親」と言われるEric Allman(リック・オールマン)氏によるセミナー「メール四半世紀の歴史を振り返り、2015年のメールのあり方を展望する」を11月21日に開催した。

センドメールとクラスキャット、セキュアなメールサーバ・ソリューションで提携

 センドメール(本社:東京都港区)とクラスキャット(本社:東京都港区)は2006年11月14日、Linuxベースのセキュアメールサーバ分野での販売提携を発表した。センドメールの「Mailstream Manager」と、クラスキャットのLinuxサーバ管理ソフト「ClassCat Cute Server Manager Enterprise Edition v4.1」を統合ソリューションとして展開する。

NTTコム、分割や暗号化でメールの誤配信や情報漏えいを防ぐシステム

 NTTコミュニケーションズ(NTTコム、和才博美社長)は、電子メールの複数配信や添付ファイルの送信に伴う情報漏えいを防止する宛先分割・添付ファイル暗号化システムを11月1日に発売する。参考価格は、同システムを実行するためのメールサーバー(SMTPサーバー)と500ユーザー分のライセンス、構築費用で850万円。

オープンソースのメッセージングサーバーはMicrosoft Exchangeに取って代われるか

今週Linux.comでは、Microsoft Exchangeに代わりうる製品として最も成功している3つのオープンソースソフトウェア(Scalix(OTP翻訳記事)、Open-Xchange(OTP翻訳記事)、Zimbra(OTP翻訳記事)のレビューを行った。これらの3製品すべてに短所があり、またオープンソース版よりもインストールとメンテナンスを容易にした商用版が提供されている。私たちは3社のマーケティング担当者とも話をした。彼らは販売が伸びていることや明るい見通しを述べていたが、製品のレビューに寄せられた読者のコメントから明らかなように、いずれも企業のメッセージングサーバー市場でのMicrosoftの優位を脅かすまでには至っていない。

レビュー:Open-Xchange──Exchangeの置き換えは可能か?

もし皆さんの所属組織でMicrosoft Exchangeの代わりを探しているか、初めてグループウェアアプリケーションを導入しようとしているならば、Open-Xchangeも候補に入れてはどうだろうか。私は実際に試してみて、オープンソースのさまざまなグループウェアクライアントで使用できるきちんとした製品だという感触を得た。ただ、Webインタフェースは少々魅力に欠ける。(Zimbraのレビュー)

センドメール、テンアートニなど3社、スパム対策アプライアンスを発売

 センドメール、CSK Winテクノロジ、テンアートニの3社は、スパム対策アプライアンスサーバ「EasyNetBox for Spam Filter powered by Sendmail」(ENBスパムフィルタ)を2006年10月2日発売した。メールシステムの専任管理者がいない中小規模企業でも導入・運用できるという。価格(税込み)は100ユーザモデルが68万7750円、200ユーザモデルが85万500円。出荷は10月10日から。

RIMのBlackBerry加入者が620万人に──加入者数増もIDCは今後の苦戦を予測

 カナダのリサーチ・イン・モーション(RIM)は2007年度第2四半期(2006年6-8月期)決算で34%の増収を記録し、同社の無線電子メール・サービス「BlackBerry」の加入者数は9月初め時点で620万人に達した。しかし、市場調査会社の米国IDCは、RIMが今後市場で苦戦を強いられる可能性があると予測している。

メッセージングソフトウェアZimbraのレビュー──Exchangeの置き換えは可能か?

Zimbraは「オープンソースのメッセージングおよびコラボレーション分野のリーダー」を自称しているが、その看板に偽りはないのだろうか。同社のスイート製品Zimbraを評価した結果、完璧ではないにせよ、その看板に恥じないコラボレーションスイートであることがわかった。この手のメッセージングソフトウェアをまだ利用していないなら、検討の価値はあるだろう。

Microsoft Exchangeを超えるZimbra

Microsoft Exchangeに取って代わろうというメッセージング/コラボレーション・スイートは数多あるが、その多くが機能的に追いつけていないのが現状だ。そうした中で、Zimbraはさまざまな点でExchangeに肩を並べ、ホスティング・プロバイダー向けやコラボレーション機能では凌いでいると思われる。同社CTO、Scott Dietzenへの取材を基に、Zimbraとその狙いについて報告する。

メッセージングサーバScalix 11 Community Editionの初見レビュー

オープンソースの新たなメッセージングサーバScalix 11 Community Editionが数カ月後にリリースを控えている中、それに先駆けてプレビューパッケージのバイナリが提供された。ただし、プレビューパッケージの使用許諾条件には「既知の問題を含むプレリリースソフトウェアであって実用には適さない」と記されている。Scalixの目指す方向性をただ確認したいがために試しに使ってみたところ、中小企業向けの的確な方向付けがなされていることがわかったので、その内容を詳しくお伝えしたい。

日本オープンウェーブ、利便性の高いWebメール用データ管理サービス

 日本オープンウェーブシステムズ(日本オープンウェーブ、森岡洋介社長)は9月26日、従来のWebストレージサービスの機能を拡張し、添付ファイルも含めたWebメールデータを効率よく管理する仕組みを提供するシステム「Openwave Networked Intelligent Information Organizer(NIIO、ネオ)」を発表した。

企業のメールボックスからLinuxを忍び込まそうとしているScalix

最近、Scalixは同社の企業向け電子メールプラットフォームをオープンソース化すると発表した。目下、準備中で、バグ追跡システムとコードリポジトリの環境整備、そしてコードのクリーンアップが進められているという。何ともワクワクする話ではないか。昨年、OSDLの発表したDesktop Linux Client Surveyの中で、Outlookに代わる適当な企業向け電子メールクライアントがないことがLinuxデスクトップ導入の最大の障害と述べられていたことを思うと感慨深いものがある。