「Freespire 8.0」が公開

 米PC OpenSystemsのオープンソース開発チームは12月5日、Ubuntuベースのディストリビューションの最新版「Freespire 8.0」公開を発表した。

 Freespireは、Linspireから派生したUbuntuベースのLinuxディストリビューション。デスクトップ環境はXfceを採用する。2018年にXandrosから取得したPC OpenSystemsの下で開発が進んでおり、PC OpenSystemsは有償版のLinspire、Xandrosの提供も継続している。Freespire 8.0は、2020年10月公開のバージョン7系に続くメジャーリリース。Linuxカーネルは5.4.0-91 LTSをベースとし、Xfceはバージョン4.16を採用する。

 Ubuntuリポジトリあるアプリケーションとリソースは全て利用できる。同時に、オープンソースではないが人気のあるクラウドアプリケーションの同梱を7系よりスタートしており、最新版もGoogleサービス(Calendar、Docs、Gmailなど)が含まれる。開発チームは、プロプライエタリのメディアコーデックは含んでいないこと、Google Chromeを使っている以外は、他のベンダー固有のソフトウェアを事前インストールしていないことを強調している。なお、Google Chromeはバージョン96となった。

 このほかにも、Kolourpaint、Video Player、Rhythmboxなどを含む。Freespire 8.0はプロジェクトのWebサイトより入手できる。

Freespire
https://www.freespire.net