セキュリティ問題を修正した「TensorFlow 2.3.2」が公開

 オープンソースの機械学習フレームワークTensorFlow開発チームは1月12日、最新安定版となる「TensorFlow 2.3.2」公開を発表した。

 TensorFlowは機械学習アプリケーションのための包括的なツール、ライブラリを含むプラットフォーム。Google Brainのオープンソースプロジェクトとしてスタートし、PythonとC++のAPIを備える。TensorFlow 2.3.2は、2020年7月に公開されたTensorFlow 2.3系の最新のポイントリリースとなる。

 セキュリティの修正が中心で、tf.raw_ops.DataFormatVecPermuteとtf.raw_ops.DataFormatDimMapで、検証がないために生じる脆弱性、tf.raw_ops.ImmutableConstにおける不変(イミュータブル)メモリリージョンに書き込もうとする脆弱性などCVEで識別されている9件のセキュリティ問題が修正されている。また、TPU(Tensor Processing Unit)のOOM(out of memory)問題も解決されている。

TensorFlow
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