JetBrains、デスクトップUIフレームワーク「Jetpack Compose for Desktop」を発表

 チェコJetBrainsは11月5日、「Jetpack Compose for Desktop」の初のマイルストーン(Milestone 1)を公開した。

 GoogleのAndroidネイティブUI構築ツールキット「Jetpack Compose」を土台とするKotlin向けモダンなUIフレームワーク。デスクトップはWindows、Linux、macOSをサポートする。ReactやFlutterなどのモダンなフレームワークに似たAPIを持ち、宣言的・リアクティブなアプローチで高性能で外観の良いUIを構築できるとしている。

 GoogleのJetpack Composeチームとの共同作業により、Jetpack Composeで習得した知識をすぐに活用でき、コアAPIはモバイル向けと同じように振る舞う。デスクトップアプリケーションのUI開発を簡素化でき、Androidとデスクトップ間でUIコードの共有ができる。

 XMLやテンプレート言語は不要、オープンソースの2DグラフィックライブラリSkiaを使ってハードウェアアクセラレーションレンダリングを活用できる。デスクトップ固有のAPIを持ち、Swing、AWTとの相互運用性も特徴とする。

 Compose for DesktopのMilestone 1はプロジェクトのWebページより利用できる。

Compose for Desktop(アルファ版)
https://www.jetbrains.com/lp/compose/