yumの後継を目指すパッケージマネージャ「DNF-2.0」リリース
FedoraのパッケージマネージャDNF(Dandified yum)開発チームは12月20日、最新版となる「DNF-2.0」をリリースした。yum互換性の強化につながる変更が加わっている。
DNFはyumのフォークとしてスタートしたプロジェクトで、Fedoraではデフォルトのパッケージ管理システムとして採用されている。
DNF-2.0はyumとの互換性の改善にフォーカスした機能改善が図られている。yum設定作業オプションを同様に扱うことができるようになった一方で、DNF-1との後方互換性は一部損なわれている。例えばincludepkgs、excludepkgsに代わって、includ、excludeを利用するほか、オプションでのDNFグループインストールについても、with-optionalから–with-optionalに変わっている。dnfプラグインの開発者は最新のDNF引数パーサーでプラグインの互換性をチェックするよう助言している。
このほか、ユーザー体験関連も強化した。例えば依存性問題の報告メッセージを改善し、ヘルプをより直感的に利用できるようにした。またトランザクション様りに表示される依存性も改善した。60以上のバグ修正も行われた。
合わせて「DNF-PLUGINS-CORE 1.0.0」もリリースされ、Repoqueryとprotected_packagesの両プラグインがDNFに統合された。