性能と安定性を強化した「Atom 1.11」がリリース

 米GitHubは10月11日、カスタマイズ性を特徴とするテキストエディタ「Atom 1.11」をリリースした。

 AtomはGitHubが開発するオープンソースのテキストエディタ。アプリケーションフレームワーク「Electron」を使って実装されており、HTMLやJavaScript、CSS、Node.jsなどの技術が使われている。4種類のUIと8種類のシンタックステーマをプリインストールし、使いやすいものを選択できるほか、コミュニティが作成したものをインストールすることも可能。機能を拡張するためのパッケージをインストールできるパッケージマネジャーも組み込まれている。また、UIはCSS/Lessなどを利用して変更できるなど、カスタマイズ性に優れている。対応プラットフォームはWindowsおよびMac OS X、Linux。

 Atom 1.11は8月末に公開したAtom 1.10に続くもの。安定性と性能に主眼を置いて開発した。イメージビューを強化し、ステータスバーでイメージの容量やサイズが表示されるようになった。タブをダブルクリックすることで内容を確認できるようになり、バグも修正した。

 Mac OS X向けの機能として、カスタムタイトルバーを表示するオプションが加わった。このほか、設定オプションなどで細かな機能強化やバグの修正が加わっている。

 なお、1.11では、テレメトリパーミッションとして、Atomの利用に関する情報収集を許可するかどうかを問う画面が起動時に表示される。セッション時間、起動時間などのデータを匿名で収集し、性能や使用パターンの理解を深めるのに利用するという。

Atom
https://atom.io/