「Git 2.5.2」リリース、軽微な修正が中心のメンテナンスリリース

 Git開発チームが分散バージョン管理システムGitの最新安定版「Git 2.5.2」を公開した。バグの修正が中心のメンテナンスリリースとなる。

 Gitは高速、軽量を特徴とするオープンソースの分散バージョン管理システム。Linuxカーネルなど大規模な開発プロジェクトでの利用を想定して開発されており、各開発者がローカルにリポジトリを作成し、プッシュやプルと行った操作でそれらを同期していく分散型アーキテクチャが特徴。

 Git 2.5.2は7月末にリリースしたGit 2.5系の2回目のメンテナンスリリース。「git init empty && git -C empty log」コマンド実行時のメッセージ出力やコミットログメッセージでの複数パラグラフタイトルの認識ミス、「git archive」コマンドでzip64拡張が使われない不具合など、細かい不具合が修正されている。

 また、ビルドスクリプトの修正によってPerlへの依存性が減ったほか、コードのクリーンアップやテストコードの修正もされている。

 GitはWindowsおよびMac OS X、Linuxに対応、プロジェクトのWebサイトよりソースコードやバイナリが入手できる。

Git
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