「GCC 5.2」リリース、多数のバグが修正される
The GNU ProjectとGCC開発チームは7月16日、「The GNU Compiler Collection(GCC) 5.2」をリリースした。バグ修正が中心のリリースで、80件以上のバグが修正されている。
GCCはC、C++、Objective-C、Fortran、Java、Ada、Goといった言語に対応するコンパイラと、libstdc++やlibgcjといったそれらの言語向けライブラリなどから構成されるコンパイラ集。当初はGNU Operating System向けのコンパイラとして作成されたためGNU C Compiler(GCC)と呼んでいたが、その後言語を拡大し、GNU Compiler Collection(GCC)となった。
GCC 5.2は4月に公開されたGCC 5.1に続くリリースとなる。C++コンパイラや標準C++ライブラリのlibstdc+、fortranコンパイラなどのバグが修正されている。具体的にはC++でのコンパイルエラー時のエラーレポート、ICEが関連するもの、std::functionが使えないなどの不具合が修正されているとのこと。ターゲット別の不具合も修正されている。
GCCはプロジェクトのWebサイトより入手できる。