LLVMのコンパイラ「Clang」、セルフホスティングに成功

 Low Level Virtual Machine(LLVM)開発チームは2月4日、LLVM向けのCコンパイラ環境「Clang」がセルフホスティングを実現したことを報告した。

 LLVMはオープンソースのコンパイラインフラストラクチャ環境で、Clangは、最新版となる「LLVM 2.6」で正式採用されたC/C++/Objective-C向けコンパイラのフロントエンド。Clang開発プロジェクトは米Appleの出資を受けている。

 開発チームによると、今回ClangでLLVMとClangの作成に成功したという。55万行以上のC++コードで、作成されたバイナリはClangとLLVMの全てのリグレッションテストを通過し、Clangが作成したClangはLLVMとClangを再度構築できたという。このClangもまた完全に機能しており、リグレッションテストをパスしたという。

Low Level Virtual Machine(LLVM)
http://www.llvm.org/