日本HPとマイクロソフト、統合ODSソリューションで協業

 日本ヒューレット・パッカードとマイクロソフトは2008年7月7日、統合オペレーショナル・データ・ストア(統合ODS)ソリューション分野で協業すると発表した。社内業務システムのさまざまなデータを単一データベースに統合して可視化するもので、無停止型ブレードシステム「HP Integrity NonStop NB50000c BladeSystem」と「Microsoft SQL Server 2005」を連携させる。

 異なった業務データの抽出、変換、更新、統合を行い、単一のデータベースとして情報を可視化するもので、企業内の膨大な業務データを24時間365日リアルタイムで処理する。メインフレーム接続など各種レガシープロトコルをサポートし、あらゆるシステムのデータ収集に対応するという。小規模環境から最大4080CPUの大規模環境までの拡張性も備える。

 SQL ServerのOLAP機能などによるダイナミックなデータの活用や、ExcelなどMicrosoft Office製品からのデータアクセスが可能で、全社員が簡単に広範な情報資産にアクセスして活用できるという。また、グローバル展開する企業は、各国で異なるコンプライアンスに対応したデータ管理ができる。

 連携は、SQL Server 2005の「Integration Service」機能を使って行うため、新たな連携ツールやソフトウェアの導入は不要。販売価格は個別見積もり。初年度5件の受注を目指す。第3四半期提供予定の次期データベース製品「Microsoft SQL Server 2008」にも対応する予定。【鴨沢 浅葱/Infostand】

日本HP
http://www.hp.com/jp/

マイクロソフト
http://www.microsoft.com/Japan/