NEC、iDCや企業向けのデータセンター構築ソリューション提供開始
NECは2008年4月17日、iDCや企業内データセンター向けの「次世代データセンター構築ソリューション」を発表、販売活動を開始した。建屋の設計管理・施工から、ITインフラ構築、ネットワーク構築、サービス提供までを含めて体系化した。
自社グループの全国約50カ所のデータセンターの運用管理や、顧客データセンター構築の経験・ノウハウをもとに、サービスメニューを体系化した。建屋の電源設備や空調設備の設計管理や、省電力サーバやネットワーク機器の組み込みなどによって、CO2削減や省電力化によるデータセンターのグリーン化も支援する。
サービスメニューは、(1)建屋や施設の設計・施工などを行う「ファシリティ最適化ソリューション」(2)既存環境の調査分析から効率的なサーバ統合計画を提案する「プラットフォーム最適化ソリューション」(3)データセンター間やオフィス間のネットワークを最適化する「ネットワーク最適化ソリューション」(4)ホスティングやバックアップ、シンクライアントなどのサービス構築支援の「サービスデリバリソリューション」。
(1)には電源設備や災害対策、(2)には仮想化技術によるサーバやストレージ統合などが含まれる。ハードには同社のブレードシステム「SIGMABLADE」や「Express5800/iモデル」、ソフトウェアには、運用管理の「WebSAM」、オープンソースソフトウェアスタックの「SpikeSourceコアスタック」などを活用する。
価格は個別見積もり。今後3年間で約100システムの販売を見込んでいる。【鴨沢 浅葱/Infostand】
問い合わせ先:マーケティング本部 プラットフォームソリューション企画グループ
datacenter@mkt.jp.nec.com