米IBM、SOAを推進するSNSをスタート

 米IBMは4月7日(現地時間)、SOAを推進するためのSNS(ソーシャルネットワーキングサービス)「IBM SOA Social Network」を開始することを発表した。業界リーダー、技術者、学術業界などの関係者がSOAに関する知識やスキルを共有する場を目指す。これにより、SOAの構築や実装を促進していく狙いだ。

 SOA Social Networkは、ブラジル、インド、中国などの成長国を含む世界120以上の国が参加するSNS。「IBM Lotus Connection」技術を利用したコミュニケーション、それにFacebook、Twitterなどの既存SNSとの連携により、SOAに関心がある人を結びつける。業界リーダー、ITスタッフ、ビジネスユーザー、大学の教授と学生などが参加するSNSとなり、SOAに関する知識、ベストプラクティス、スキルの共有を図る。Second Lifeを利用した仮想ミーティングなども計画しているという。

 これに合わせ、IBMではSOAカンファレンス「IMPACT 2008」で、4月7日~10日まで72時間のオンラインジャムセッションを開催する。

 IBMによると、現在のSOAコミュニティの規模は、アーキテクト・開発者が約12万人、SOAの実装や構築を手がけるビジネスパートナーは約5000社あり、SOAに関するカリキュラムを持つ教育機関は約134校あるという。

米IBM
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