京セラミタと米Microsoft、一部のLinuxベース技術を含む特許クロスライセンス契約を締結

 京セラミタ(本社:大阪市)と米Microsoftは2007年11月14日、両社が保有する特許を相互利用できる包括的な特許クロスライセンス契約を締結したと発表した。京セラミタは、デジタル複合機やプリンターのほか、Linuxベースの組み込みデバイスなどでもMicrosoftの特許を利用できるようになるという。

 契約に基づき、両社は将来の製品で互いの特許を利用可能になる。両社によると、一部のLinux採用機器も含まれており、広範なテクノロジー活用によって、それぞれの研究開発をさらに強化できるとしている。具体的な適用範囲など、ライセンス契約の条項については非公開。

 Microsoftが推進する自社IPライセンスプログラムの一環で、2003年12月の開始以来、これまで世界の各社と200件以上のライセンス契約を締結してきた。日本では、富士ゼロックス、NEC、オリンパス、セイコーエプソンなどとの間で同様の契約を締結しており、京セラミタは8社目となる。【鴨沢 浅葱/Infostand】

京セラミタ
http://www.kyoceramita.co.jp/

Microsoft
http://www.microsoft.com/