ディストリビューション・レビュー [4/28更新] 5ページ

子供の心を育てるForesight Kid’s Edition 2008年10月22日
 Foresight LinuxはConaryパッケージ管理システムを採用しているディストリビューションとしてよく知られているが、近々、子供の喜ぶディストリビューションとしても名を馳せることになるだろう。このほどリリースされたForesight Kid’s Edition 1.0は子供が興味を持つばかりか、何時間でも楽しく使えるディストリビューションになっており、Linuxとオープンソース・ソフトウェアの新しいあり方を示している。 [記事全文]

初心者ユーザの成長に対応できるMandriva 2009 2008年10月21日
 MandrivaがまだMandrakeと呼ばれていた頃、このディストリビューションは、きわめてユーザフレンドリなLinuxとして知られていた。だが、資金上の問題、人の入れ替わり、そしてUbuntuの台頭によって状況は変わり、それ以降ずっとMandrivaはその評判を十分に取り戻せていなかった。今週リリースされたMandriva 2009もまた、ユーザフレンドリ性に対する継続的な取り組みが伺えるものになっている。インストーラの構成のまずさと散見されるいくつかの問題を別にすると、Mandriva 2009は、日常使用の面でほかのどのディストリビューションにも引けを取らないばかりか、システム管理のインタフェースという点で大きな進化を遂げている。 [記事全文]

Vector Linux Multimedia Bonus Discでマルチメディアのプロに 2008年10月16日
 オーディオ、ビデオ、およびグラフィックスのプロの多くがLinuxに切り替えたがっているものの、Linux上でマルチメディアを処理するという困難な問題に取り組むのは御免だと思っているか、そのようなツールが欠如しているらしいとの噂で尻込みしている。私はこの問題と認識への取り組みとして Vector Linux Multimedia Bonus Disc (MMBD)を作成した。これは完備したマルチメディア作成システムであり、Linuxで利用できる何百もの優れたマルチメディアアプリケーションが含まれている。 [記事全文]

Sidux試用記:じわじわと良さが伝わるディストリビューション 2008年10月10日
  Sidux は、比較的新しいデスクトップLinuxディストリビューションだ。Debianの不安定版の開発ブランチsidをベースとしている。最新のDebianの派生ディストリビューションとして、簡単にインストールできて使いやすいという点を念頭に開発が進められており、Debianプロジェクトの基本原則や価値を忠実に受け継いでいることを誇りにしている。Siduxを使ってみたところ、若干の不都合もあったものの、使うたびにその良さがだんだんわかってきた。 [記事全文]

PC-BSD 7――素材の良さを台無しにしている未熟な完成度 2008年10月09日
 FreeBSDは、Unixライクなオープンソースオペレーティングシステムの1つであり、その祖先はオリジナルのUnixにまで遡ることができる。サーバ市場ではその存在はかねてより知れ渡っており、既に相応の評価を確立しているものの、一般ユーザが気軽に扱えるデスクトップバージョンが登場したのは比較的最近の話でしかない。そうした活動を促進しているのは、2005年に発足したPC-BSDプロジェクトである。そして今月にはPC-BSDのバージョン7がリリースされたため、Ubuntu並のユーザフレンドリなディストリビューションに仕上がっているかを確認するべく、早速ダウンロードおよびインストールをしてみた。そして味わったのが、ちょっとした失望である。 [記事全文]

Live CD起動のサーバ向け軽量ディストリビューション「Devil-Linux」試用記 2008年09月30日
  Devil-Linux は、 Live CD用のLinuxディストリビューションだ。Devil(悪魔)という恐ろしげな名前とは裏腹に、サーバ向けの様々なニーズを満たす機能を満載している。元々はルータ/ファイアウォール用ディストリビューションとして開発されていたが、次第に機能拡張が進んだ。現在では、サーバに求められるサービスのほとんどを装備しており、LDAPサーバ、VPNサーバ、メールサーバ、ファイルサーバなどの用途で利用できる。 [記事全文]