ターボリナックス、2007年6月中間期の業績予想を下方修正

 ターボリナックスは2007年6月19日、2007年中間(1月1日-6月30日)の連結売上高予想を従来予想の6億3200万円から3億8500万円に39.1%下方修正したと発表した。単体では5億200万円から2億3400万円への53.4%減となる。メディアプレーヤー「wizpy」の販売数が予定を下回っていることなどが理由。経常利益と純利益の修正は確定次第発表する。

 期中の2月に販売を開始したwizpyで、販売時期の遅れとともに、製品コンセプトの展開に時間が必要となり、当初見込んでいた販売数に達しない見通しになったと説明している。販売目標数および販売実数は公表しない。なお、wizpy事業自体の方針転換はしないという。

 あわせて、グループ組織の再編を発表した。ダーボリナックスはTurbolinux OS製品およびwizpyの開発・販売に集中。ゼンド・ジャパンはPHPフレームワーク「Zend」製品の販売、レーザーファイブはオープンソース受託開発事業にそれぞれ特化する。

 これに伴い、ターボが行ってきたオープンソースPBX「InfiniTalk」事業と、ゼンドの受託開発事業はレーザーファイブに移管する。ターボリナックスは、両社を子会社化した当初、見込んでいたシナジー効果が十分に得られず、事業領域にも重複があるためとしている。【鴨沢 浅葱/Infostand】

ターボリナックス
http://www.turbolinux.co.jp/