米MS:「Windows Live Hotmail」の提供を開始

 米Microsoftは5月7日(米国時間)、新しい無料ウェブメールサービス「Windows Live Hotmail」の提供を開始した。36カ国語で順次提供を拡大するが、8日現在、日本語版も利用可能になっている。シンプルな標準バージョンと、機能強化された拡張バージョンから選べる。

 「MSN Hotmail」の後継サービスで、拡張バージョンのインターフェースは「Outlook」に近くなり、右クリックやドラッグ&ドロップの操作、あて先の自動補完が可能になった。メールを開かずに内容を確認できるプレビュー窓や、受信トレイとウェブをそれぞれ検索できる検索窓も用意した。

 セキュリティー面では、受信メールの上部に、危険度を色で判別できる「Safety bar」を追加。既知の送信者からは「白」、未知の送信者からは「黄」、フィッシング詐欺などの可能性があるメールは「赤」で識別可能にした。また、迷惑メールをワンクリックで削除し、以後は遮断する機能も追加した。

 このほか、メール保存容量を2GBに拡大。「Windows Live Messenger」との連携も強化した。5月中に提供開始予定の「Outlook Connector」(β版)を使えば、アウトルックからHotmailの受信メールにアクセス可能になるという。【高森 郁哉/Infostand】

Windows Live Hotmail
http://get.live.com/mail/overview