英Premier League:米YouTubeなどに集団訴訟

 英国イングランドのプロサッカー一部リーグ「Premier League」と、独立系音楽出版社の米Bourneは4日(米国時間)、動画投稿サイトの米YouTubeと親会社の米Googleを相手取って集団訴訟を起こした。両社が権利を持つ著作物の使用差し止めと損害賠償を求めている。

 米ニューヨーク南地区連邦地裁に提出した訴状などでは、YouTubeはウェブサイトへのトラフィックを集めるため、「大規模な著作権侵害を許可・奨励・助長するという形で関与し、意図的な戦略をとっている」と主張。著作権侵害を認識しながら、防止策をとらないのは「YouTubeが、サイト利用者が著作権者に対価を払わずに動画を閲覧できることで人気を得ていると理解しているため」だとしている。

 Premier LeagueとBourneは、著作権侵害を受けている他の著作権者を募っており、集団訴訟で一括して追及してゆく考え。訴訟情報サイトも開設している。【高森 郁哉/Infostand】

YouTube集団訴訟サイト
http://www.youtubeclassaction.com/