Thunderbird 2.0の最終版がリリース

 遅くてもやらないよりはましという言葉があるが、ついにThunderbird 2.0のリリース準備が完了したようだ。最終版のリリースを知らせる木曜日(4/19)の正式発表を待たずに、MozillaのWebサイトにThunderbird 2.0のビルドがお目見えしたのだ。

 昨年12月に我々がレビュー翻訳記事)したのはベータ版の1つだったが、今回の最終リリース版には電子メールのタグ付け、メッセージの表示履歴など数々の興味深い新機能が含まれている。

 また、検索内容の保存にも対応しており、タグ、日付、重要度、経過日数など特定の基準に合致するメッセージの検索結果を作成できる。その後は、その検索「フォルダ」を参照するだけで基準を満たすメッセージすべてを確認することができる。

 Thunderbird 2.0は、Gmailアカウントや.Macアカウントを持つユーザがそのユーザ名とパスワードを入力するだけでGmailや.Macメールを参照できる機能も備えている。この場合、サーバやポートの設定は一切必要ない。

 2.0のすべての新機能は、Mozilla.comにあるリリースノート日本語版リリースノート)で確認できる。公式ビルドは、Linux、Windows、Mac OS Xのものが入手可能だ。Mozillaコミュニティでは、Linux版のシステム要件として2.2以降のLinuxカーネル、Pentium II以降のCPU、64MB以上のRAMを推奨している。Solarisをはじめとする他のプラットフォーム用のビルドは、今のところ用意されていない。

NewsForge.com 原文